第188話
「――――――――――!」
硝子に隔てられて聞こえないけれど、音のない悲鳴が空気を震わせた。粉々に砕けた硝子の飾りの中で、三浦はそれでも消えることが出来ずに、バラバラなまま、いつまでも
「帰ろう、ママ」と、たまが南由の手を引いた。南由はちらりと俺を振り返った。南由は何かを言いかけるように唇を開いたけれど、何も言わずにまた背中を向けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます