忘れ逝く天使
Megalo
プロローグ
桃色の花が風に任せてひらひらと舞い散るようになった頃。
人と会う約束をしているにも関わらず準備に手間取り予定よりも家を出るのが遅くなった僕は待ち合わせ場所へと走っていた。
今日は大事な日だっていうのに遅刻してしまうなんて…
しばらく走ると待ち合わせの場所に着く。
大きな木の下で彼女が待ってい…なかった。
「あれ…おかしいな…」
彼女の姿が見えない。
僕と違って遅刻をするような子じゃないのにその姿はどこにも無かった。
タイミングを見計らったかの様にポケットで携帯が鳴る。
「はい、神威です−−−−
−−−−え?」
電話の主は彼女じゃ無かった。
『神威さんですか?連絡先の欄の一番上にお名前があったので連絡させていただいたのですが…』
『朔耶という女性が事故に遭われて意識不明の重体です。至急病院の方へ来て貰いたいのですが……』
忘れ逝く天使 Megalo @Megalo_0404
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