　サトシは大阪市郊外の国道を歩いていた。

　サトシがリュックサックを背負い、スタスタ歩いていると、白いワンボックスカーが、サトシの歩く速さと同じぐらいの速さで、サトシを挑発するように、並走してきた。ふいにワンボックスカーの運転席の窓があき、運転手がサトシに罵声を浴びせた。

　サトシは自分が舐められたものだと思い、リュックサックから紅い消化器を出して、運転席目掛けて、それを噴射した。

　運転手はその瞬間、窓を閉めた。そしてそれの噴射が終わると、運転席から降りてきた。そして運転手はトランクを開けると、中からツルハシを出し、それを手に取り、サトシに襲いかかった。サトシはひたすら走って逃げた。そして国道沿いのラブホテルの一室に逃げ込んだら、そこにサトシの中学一年生の頃の女の担任の先生とサトシの小学校時代の校長先生が事に及んでいた。サトシはそれを見た瞬間、自分も混ぜてくれと言った。