第11話 大阪の私鉄

 僕は無罪だ。

 僕は大阪郊外の私鉄に乗っていた。

 私鉄は赤色と白色だ。

 僕はシートに座り、口笛を吹いていた。

 すると前の席のオジサンがいきなりステーキならぬ、いきなり殴りかかってきた。まさにいきなりだった。

 僕は隣の車両に逃げ込んだが、オジサンは大きな口を開け、大きな声で罵りながらこちらに突進してきた。僕は最終車両まで逃げたが、ついに車掌席辺りまで追い詰められ、逃げ場をなくした。僕はズボンとパンツを脱ぎオジサンに向かってションベンをかけた。するとオジサンも僕に向かってションベンをしてきた。するとオジサンは僕に向かって、「君は僕の親戚かもしれない」と静かに言った。僕はオジサンに向かって言った。「いいえ、違いますよ。僕はあなたとは他人です」

 僕はその後、警察署に連れて行かれた。オジサンはその後、線路を走って逃げた。オジサンは二駅先まで逃げたが、ついに警察官に捕まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る