第2話 秀吉
「いや、俺は全くの別の場所から来たんですって」
タイムスリップして来た俺は、いきなり殺されかけていた。おそらく言動から判断するにここは戦国時代なのだろう。しかも今はあの織田信長が
「で、お前は一体どこから来た!?」
「えーっと…(俺が住んでいたのは名古屋だからここなら尾張か…というか尾張ならこの人達も尾張から来たもんなぁ…)
「は!?
「いや、ふざけていないんですって…(まぁ来た時代は違うんだけどな…)」
「とりあえずお前はこっちに来てもらおうか。反抗したらこれで刺されると思え」
そういって兵士の人は槍をこっちに向けてくる。正直言って怖かったので大人しく頷いていた。こうして俺は、この時代に飛ばされてわずか2時間足らずで罪人になってしまうのだった。
「何?怪しいものを捕らえてきただと?」
「はい、秀吉様」
といって俺は秀吉の前に出された。そして秀吉の方をじっと眺めていたのだが、いきなり後ろから兵士の人に頭を地面に押し付けられた。正直に言う。物凄く痛かった。
「そなたの名前は何という?」
「北川遥斗といいます」
「そうか、ハルトか。ではそなたに聞こう。そなたは一体どこから来た?」
「
「ミライ…とはどこじゃ?」
よし、ここが説明できる最後のチャンス…と思い俺は思い切って言ったのだった。
「未来とは、後の時代のことです。僕は500年ほどあとから来ました」
「ご、500年あとからじゃと!?どういうことじゃ?もっと詳しく説明せい!」
こうして長くなるであろう説明が始まったのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます