編集済
拝読致しました。
事態はまさに、船頭多くしてなんとやら。この不協和音の様を見ていると、いかな最強の騎馬軍団であれ、先行きが不安になりますね。
兵の損耗を憂いる自説に固執するあまりに全体の流れを無視するジョチ、そのジョチへの反目と自分への期待で攻めの快楽に身を任せるチァアダイ、身の回りの和を優先して俯瞰的な視点を欠くオゴデイ。
なんか縮図ですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
番外編は仇から離れたく想い、テーマの1つに王子間の争いというのを置いています。ウルゲンチ戦の主導権争いに留まらず、皇位継承の争いでもあります。そして、後世の内訌の歴史をほのめかすような書き方ができればな、と想ったりしています。
また、書いている方としては、この3人は各々キャラが立っていて、楽しかったりします。この後をお楽しみに!
チャアダイとオゴデイを夫婦に見立てる所、思わずちょっと笑ってしまいました(*^^*)
その場合ジョチは何でしょうね笑
チャアダイの兵に対する扱いの意図が透けて見えるのは、上に立つものとして信頼が得られるものではないでしょう。それに追従してしまうオゴデイに対しても頼りがいは見いだせませんね。といって我道を行くばかりで弟たちをまとめることもできないジョチも、うーん、このバラバラ感、傍目には興味深いですが、彼らの下でキリキリ舞いさせられる側からしたらたまりませんね。どうなることか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私としても、夫婦と見立てのは、気に入っているところなので、少しでも笑っていただければ、嬉しいです。
そうですね。ここら辺は現代的な視点と言いますか――仕える将兵側の視点を入れてますね。お前ら、阿呆だろう、という上役に対する感情を、この時代も当然持ったと想います。良くも悪くも、史料はそこのところを伝えませんが。