1 あなたはだれ #7
「桜、もう話してもいいか」
タクヤは、もう桜を落ち着かせるのを諦めて話し出しました。
「ごめんごめん。声的にもっと違う人想像してたから、君みたいな人がきてびっくりしたの」
「いったいどんな人を想像してたんだか」
タクヤはため息をつきながら言いました。
「ところで、さくらどこからきた」
「どこから来たかか...。
タクヤは、聞いたことのない名前の地域を言われて首をかしげました。
「藤桃村?どこだそこ?」
「
桜は、タクヤが藤桃村を知らなっかったので驚いています。
「華国の藤桃村か。聞いたことがあるような気がする」
「ところでタクヤ、ここってどこなの。華国じゃないよね」
「なんでそう思うんだ」
「だって、ここが華国だったら藤桃村ってしってるはずだよ」
タクヤは、桜が思っていたよりも鋭かったので少し意外な顔をして言いました。
「ああ、ここは華国じゃない」
「じゃあここってどこなの?」
「それは...。いえない...」
ふたりとも黙り込んでしまいました。
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