～薔薇のマドモアゼル～続編

第４話～新しい生活～

リサはとりあえず、父親に分からない土地を手当たり次第探していた。 一つだけ見つかったのだ。とんでもない、オンボロ一軒家だったけど…リサにとっては、お城の様であった。

『立て付けはかなり良いわ！なかなかの所ね？』

グロロロローッとバイクを止めた。リサはふと思い出していた。 幼少期に出会ったピエロの男性は…今何をしているのだろう？どんな顔をしているのかしら？

格好いいかな？とやっぱりピエロの男性の事を、考えてしまう…。

あの時の記憶は曖昧だけど、【気をつけて！】と言われた事しか覚えがない…【確か。】 まぁいっか、その晩…リサはシャワーも浴びずに疲れきっていたので…ベッドに倒れこんで、 寝てしまった。