偶像崇拝というメタファー。

2021年コロナ禍。小中学生、高校生などは、どのような学校生活を送っていたかは、私には想像できないが、自分の義務教育時代を思い出すと、排便への抵抗感が強かったし、他者の排便も否定していた。

排便を肯定できる雰囲気を校内に作れなかったのは、当時の教育行政の敗北である。

現代の排便行政がいかに行われているかは、私の知るところではないが、この作品の背景には、過去の排便行政の失敗と同様のものが、とぐろを巻いて横たわっているのだと、考えられる。