433_自信をつけたいなら他人を使え【インポスター症候群対策】 #自信 #目標
「サイレンと映画で名声を博したチャールズ・チャップリンは『人に大切なのは、自信を持つことだ。私が孤児院にいたとき、腹をすかせて街をうろついて食いものをあさっていたときでも、自分では世界一の大役者ぐらいのつもりでいた。つまり勝ち気だったのだ。こいつをなくしてしまったら、人はうち負かされてしまう』と言っています。自信があれば、困難も乗り越えることができます」
「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『自信をつけたいなら他人を使え【インポスター症候群対策】』です。よろしくお願いします」
「読者様には前回、自分を信じられない人は給料が低い、インポスター症候群はヤバイ、というお話をしました」
「インポスター症候群を改善できるなら、改善したいと思ったに違いありません。そこで今回はインポスター症候群の対策になるお話しをしたいと思います」
「自分を信じられないというのは、要するに自分に自信がない人のことです」
「つまり、自信をつけることができたら、インポスター症候群から脱却が可能となります」
「なので、今回は自信の付け方についてお話しします」
「参考文献はアメリカのシアトルパシフィック大学の研究となります」
「研究者は、47人の男女を集めました。彼らは医者から不安症もしくは鬱と診断された人を選んでいます」
「参加者を二つのグループに分けて、それぞれに指示を出しました」
「一つ目のグループは、セルフイメージ目標を決めてもらいました」
「自分が変えたいことを目標にします。もっと明るい性格になる、弱点を克服する、長所を伸ばす、などです」
「自分のための目標です」
「もう一つのグループには、コンパッション目標を決めてもらいました」
「こちらは自分ではなく、他人のために頑張る目標です。誰かをサポートする、みんなと協力をする、自己中心的な行動を控える、などです」
「他者に貢献する目標です」
「実験の期間は6週間。目標を決めて自由に過ごしてもらいました」
「要するに、自分のためか、他人のためか、のどちらかを意識して過ごしてもらい、変化を調べたのです」
「さて読者様、自分のため、他人のため、どちらが自信に繋がると思いますか?」
「自分のスキルを磨いたら、能力がアップします。成長している感覚が自信に繋がるのでしょうか?」
「他人のために行動したら、承認欲求などが満たされます。役に立ったという感覚が自信に結び付くのでしょうか?」
「はたして、自信に繋がる行動は自分のためか、それとも他人のためか、どっちなんでしょうか?」
「実験の結果、自信に繋がったのはーー」
「コンパッション目標でした!」
「コンパッション目標を決めたグループは、不安症と鬱の症状が軽減しており、人間関係の問題も減っていました」
「その結果として、自信もついてきました」
「読者様、自信がないのなら自分のために行動するのではなく、他人のために行動しましょう」
「そうすれば、自動的に自信がついてきますよ。それに、誰かのために行動すれば感謝もされます。きっと気分もよくなるに違いありません」
「是非、他人のために行動しましょう」
「コンパッション目標を決めたグループの結果が良好だった一方、セルフイメージ目標を決めたグループはどうなったのかと言いますと、散々でした」
「不安症と鬱の症状は悪化し、人間関係にトラブルを抱えるようになっていました」
「コンパッション目標とは真逆の結果となりました」
「読者様、自信がないからと何かスキルを身に付けようと思ったことがあると思います。ですが、その行為はマイナスの方向に作用します」
「自信というのは、自分の中で生み出すのではありません。他人の力を借りて作るのです」
「他人を利用するなんて、心苦しいと思う必要はありません。なぜなら、読者様は他人を手助けするために、行動するのです」
「誰かさんは手助けされて嬉しい。読者様は他人を助けて自信になる。両者にとってプラスになるのですから、気にする必要はありません」
「是非、他人を手助けをしてWin-Winな関係を築きましょう」
「さらに、この実験ではフォローアップも行われています」
「実験後に参加者の家族、友人、パートナーなどに話を聞きました」
「その結果、メンタルが安定している、人間関係が良好になった、などの意見が集まりました」
「コンパッション目標に進むと、第三者の目から見ても自信を持っているように見えたのです」
「主観的にも客観的に効果があることが証明されました」
「私は、読者様のために知識を提供しているので、自信満々ですよ。いぇーい!」
「読者様も私を見習ってください、という所で(少々強引でしたが)今回のまとめです」
「研究者は、不安症や鬱と診断された人を集めたよ」
「自分のため、他人のために行動する二つのグループに分けて、それぞれ指示を出したよ」
「他人に貢献するコンパッション目標を決めたグループは、自信がついて、症状が軽減したよ」
「でも、セルフイメージ目標を決めたグループは、散々な結果だったよ。症状が悪化したよ」
「読者様も自信が欲しいなら、自分のために行動するのではなく、他人のために行動しようね。周りからも変わったと思われるよ」
「それに、自信がない人は鬱になりやすいなど、メンタルに問題を抱えることが多いです」
「自信過剰は困りますが、適度な自信を持つことは人生において有益です」
「自信があまりない、という自覚がある人は、困っている人を積極的にサポートしようね」
「そうしたら、いつの間にか自信がついて、相手からは感謝感激雨あられだよ」
「ということで、今回は『自信をつけたいなら他人を使え【インポスター症候群対策】』でした。知識の足しになれば幸いです」
「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト、お願いします」
「次回の『疑り深い人より信じる人のほうが嘘を見抜ける』で、会おうね! 目指せ、知識の完全制覇。バイバイ」
参考文献
Compassionate and self-image goals as interpersonal maintenance factors in clinical depression and anxiety
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