432_自分の力を信じられないと給料が下がる #能力 #お金
「14歳の初恋は失恋に終わったヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは『立法者にしろ、革命家にしろ、平等と自由を同時に約束する者は、空想家か、さもなくば詐欺師だ』と言いました。平等と自由は両立しないみたいです」
「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『自分の力を信じられないと給料が下がる』です。よろしくお願いします」
「読者様はインポスター症候群という言葉をご存じですか?」
「日本語では詐欺師症候群とも呼ばれます」
「これは、自分のことを信用できない人のことです」
「仕事が上手くいっても、今回たまたま運がよかっただけ」
「いずれ自分の無能がバレてしまう」
「今の自分は分不相応の地位にいる。もっと低くていい」
「など、自分の能力を信じられない人をインポスター症候群と言います」
「いい言い方をすれば、謙虚。悪い言い方をすれば、卑屈。こんな症状ですが、生活に悪影響が出ることが判明しました」
「自分を信じられない読者様は損をしている、今回はそんなお話です」
「人口の70%の人は人生で一度はインポスター症候群を経験するそうです。性別も年齢も関係もありません。私には関係ない、と思っている読者様、他人事ではありません」
「今回のお話の参考文献はオーストリアのザルツブルク大学の研究となります」
「研究者は238人の仕事をしている人にアンケートを行いました。平均年齢37歳、女性57%、男性43%。平均の実務経験は14年となっています」
「参加者にどのようなアンケートをしたのかといいますと、仕事と満足度に関するものです」
「今の仕事の満足度、会社にどのくらい必要とされているか、同僚と比べてどう思っているか、成功についてどう考えているか、などの質問がありました」
「他にも、給料に関する項目もありました」
「要するに、インポスター症候群と会社での評価を比較した研究となります」
「読者様は、インポスター症候群の人の会社での評価はどうなっていると思いますか?」
「インポスター症候群の人は悪影響が出ると最初にお話ししました」
「その悪影響とは何なのでしょうか?」
「能力が信じられないから、仕事ができない?」
「無価値だと思っているから、人間関係に問題を抱える?」
「成功なんて夢のまた夢だから、手を抜く?」
「はたして、インポスター症候群に罹った人はどのような悪影響があるのでしょうか?」
「分析の結果、インポスター症候群の人はーー」
「給料が低いことが判明しました!」
「読者様は大丈夫ですか?」
「給料が低いのは、自分のことを信じられていないからかもしれません」
「今一度、自分のことを信じているか確認しましょう」
「どうしてインポスター症候群の人の給料が低いのかと言いますと、自分の能力が信じられない、の一言に尽きます」
「自分の能力が信じられないので、目の前にチャンスがあっても挑戦しません」
「上を目指さないので、いつまでも同じ場所に踏み止まります。それに能力がないと思っているが故に、仕事に対して、いいイメージを持っていません」
「出世もしない、転職もしない、挑戦もしない。ないない尽くしで現状維持をして給料が低いままなんです」
「読者様は給料が低いと嘆いていませんか?」
「その責任を政治や経済のせいにしていませんか?」
「経済に責任がないとは言いません。ですが、本人の努力不足が原因の一翼でもあるのです」
「ですから、読者様は自分のことを信じてあげてください」
「自分のことを信じられるのは、自分だけですよ」
「それに、インポスター症候群の悪影響は給料だけではありません」
「未来に対してネガティブな感情を持ったり、現状に満足していないなども確認されました」
「インポスター症候群の影響はとても大きいです」
「放っておくと、どんどんマイナスの方向に進んでしまいます」
「少しでもいいので、自分のことを信じられるように努力しましょう」
「簡単に信じるのは難しいと思いますが、証拠のあることなら信じてもいいのではないでしょうか?」
「今までの実績は嘘をつきません。参加したプロジェクトを思い出してみてください。きっと自分のことを受け入れられると思います」
「今も読者様が会社で働いているのは、会社から必要とされているからです。必要のない人材は会社から切られます。会社に今も在籍している、それだけで読者様に能力があることが証明されているのです」
「勤勉な読者様なら大丈夫です。絶対に会社でやっていける能力を持ち合わせていますよ」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は、働いている人を対象に、インポスター症候群と仕事について調べたよ」
「すると、インポスター症候群の人は給料が低いことが判明したよ」
「自分に自信がないから、出世しない、転職しない、挑戦しない、ないない尽くしだよ」
「それに、未来に対してネガティブになったり、現状にも満足できていなかったよ」
「インポスター症候群は不幸の始まりだよ」
「読者様は自分が信じられるように頑張ってね」
「インポスター症候群でも成功している人はいます。夏目漱石やアインシュタインもインポスター症候群だったそうです」
「一皮向ければ、大きく化ける可能性もあります」
「自分が信じられなくても、あまり気落ちしないでください」
「可能性は無限大です!」
「ということで、今回は『自分の力を信じられないと給料が下がる』でした。知識の足しになれば幸いです」
「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト、お願いします」
「次回の『自信をつけたいなら他人を使え【インポスター症候群対策】』で、会おうね! 目指せ、知識の完全制覇。バイバイ」
参考文献
Inspecting the Dangers of Feeling like a Fake: An Empirical Investigation of the Impostor Phenomenon in the World of Work
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