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428_マイクロブレイクが仕事のパフォーマンスを高める #リラックス #ビジネス

「フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトは『人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である』と言ったそうな。有意義な休憩を過ごすことも人生の質を高める上で大切です」

「やっほー、人生の悩みが減っているに違いない読者様。知ってて損のない知識をデリバリーする世界一の美女サクラです！　今回は『マイクロブレイクが仕事のパフォーマンスを高める』のお話をしまーす」

「では、よろしくお願いします」

「読者様はマイクロブレイクという言葉を聞いたことがありますか？」

「意味は文字の通りで、短い休憩のことです。短ければ数十秒、長くても数分の休憩です」

「読者様も仕事中の休憩が大事なのことは理解していると思います」

「ですが、マイクロブレイクがいかに素晴らしいかは知らないと思います」

「そこで今回は、マイクロブレイクの素晴らしさをお伝えしたいと思った次第です」

「是非、仕事のパフォーマンスを高めるために、効果的な休憩の取り方を覚えてもらいたいです」

「参考文献はルーマニアの西ティミショアラ大学の研究です」

「研究者は過去に行われた仕事と休憩に関する文献、その中でも10分以下の休憩であるマイクロブレイクを扱った文献を22件集めて、メタ分析を行いました。参加者の総数は2335人、平均年齢は31歳」

「そして、マイクロブレイクのメリットを調べました」

「さて読者様、マイクロブレイクはどれほど素晴らしいと思いますか？」

「また、どのような場合にメリットが最大になると思いますか？」

「少しでも疲れを感じたら、休憩したほうがいいのでしょうか？」

「それとも、仕事が一区切りするまでは休憩しないほうがいいのでしょうか？」

「はたして、マイクロブレイクの効果的な取り方とは何なのでしょうか？」

「分析の結果、マイクロブレイクは長いほうがいいことが判明しました」

「今回のメタ分析では最大で10分の休憩でしたが、休憩時間が長いほうがパフォーマンスがアップすることが判明しました」

「一度トイレなどで席を立ったら、すぐに席に戻るのではなく、少し休んでから席に戻ったほうがいいみたいです」

「なーに、5分休憩が延びてもリフレッシュしたら、その遅れは余裕で取り返せます。むしろ、休憩しないほうが効率は落ちます」

「だから、安心してマイクロブレイクを取りましょう」

「どうしても10分の休憩は気が引けるという読者様は30秒休憩しましょう」

「マイクロブレイクは短いものだと27秒でも効果があるそうです。ほんの一息つくだけでも効果があります」

「是非、短い休憩を取りましょう」

「そして、マイクロブレイクに向いている仕事も判明しました」

「それはーー事務作業と創造的な作業です！」

「データを入力したり、簡単な書類を作成するなどの作業をしている時にマイクロブレイクを取り入れると、パフォーマンスを大幅に向上させてくれます」

「単純作業は作業が簡単なため、脳を使いません。そのため、脳は余計なことを考えます。仕事とは関係ないことに気を取られてミスが発生します」

「ですが、マイクロブレイクをすることで、気を取られなくなるみたいです」

「また、マイクロブレイクは創造的な作業にも効果的です」

「新しい企画が必要な時、斬新なアイデアが欲しい時、芸術活動に取り組んでいる時、そんな時こそマイクロブレイクです」

「アイデアというのは、集中と緩和の緩急によって生まれます。うんうんと唸っている時間と、ボーッとしてリラックスをすることでアイデアは浮かびます」

「読者様もアイデアを作ろうと机に向き合っている時は思い浮かばなかったけど、家に帰ってシャワーを浴びている時にアイデアが降って湧いた経験があると思います」

「集中と緩和を意図して再現できる。だからこそ、創造的な作業をしている時のマイクロブレイクは効果的なんです」

「読者様、単純作業か創造的な作業をしている時は、マイクロブレイクを心がけてください。パフォーマンスがアップすること間違いなしです」

「マイクロブレイクは素晴らしいのですが、意味がないことがあります」

「それは、認知の必要な作業をしている時です」

「認知とは集中力のことです。極度の集中力が必要な作業をしている時にマイクロブレイクを取っても、その後のパフォーマンスに影響はありません」

「ミスが許されない書類を作成している時、データに間違いがないかチェックしている時など、集中力のいる作業の合間にマイクロブレイクを取る意味はほとんどありません」

「一応、マイクロブレイクで活力が少し回復するみたいですが、完全に回復するまではいきません」

「集中力のいる作業は最後までやり通してから、長い休憩を取るほうがいいでしょう」

「また、マイクロブレイク中に何をしたらいいかも研究では示してくれています」

「それは、仕事とは関係ないことです」

「マイクロブレイクで仕事とは全く関係ないことをすると、ポジティブな感情の増加と疲労の軽減が期待できます」

「一方で、仕事と関連するマイクロブレイクをすると、幸福度の低下、睡眠の質の低下、ネガティブな気分の増加が起こります」

「頭を使う作業をしていたら、ストレッチで体を動かしたり、お笑いの動画や映画のクリップ動画を見るといいでしょう」

「体を酷使する仕事に就いているなら、頭を使うゲームがいいと思います。是非、試してみてください」

「いくら仕事が好きでも、休憩中に仕事のことを考えていたらいけないよ、ということで今回のまとめです」

「研究者はマイクロブレイクを扱った文献を集めてメタ分析を行ったよ」

「すると、マイクロブレイクを取ることでパフォーマンスがアップすることを発見したよ」

「読者様も、仕事を効率よく終わらせたいのなら、こまめに休憩しようね」

「特に事務作業や創造的な作業をしている場合に有効だよ。でも、集中力のいる仕事には向いてないよ」

「また、休憩中は仕事とはまったく関係ないことをしようね」

「短い休憩なんて体が休まらない、と思っていた読者様、それは間違っています」

「短い休憩でも十分に効果はあります。1分でも2分でもいいので、休憩をしましょうね」

「ただし、今回の研究ではマイクロブレイクの頻度については調べられていません」

「しかし、マイクロブレイクでパフォーマンスが下がることがありません。このことから、研究者はマイクロブレイクはたくさん取っても問題ない、と言っています」

「読者様も、マイクロブレイクの多い生活を送ってみてはいかがでしょうか？」

「仕事のパフォーマンスが爆上がりするかもしれませんよ」

「ということで、今回は『マイクロブレイクが仕事のパフォーマンスを高める』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」

「最後まで、ありがとうございます。高評価、コメント、お願いします」

「読者様が『あれが知りたい』というリクエストも受け付けてます！」

「次回の『【知っておくと便利】知識を集める理由は3つある』で、会いましょう！」

「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」

参考文献

"Give me a break!" A systematic review and meta-analysis on the efficacy of micro-breaks for increasing well-being and performance