389_【ぼっちには厳しい】仲間と一緒にダンスをすると幸せになれる #幸福 #運動
「スヌーピーの飼い主チャーリー・ブラウンは『ダンス下手は床のせいにする』と申しています。いや、責任転嫁が激しいですよ」
「やっほー、人生に役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『【ぼっちには厳しい】仲間と一緒にダンスをすると幸せになれる』です」
「では、よろしくお願いします」
「読者様はダンスはお好きですか?」
「え? 『見るのは好き』ですか。それ、もったいないです」
「ちゃんと自分で踊ったほうがいいですよ」
「というのもですね、ダンスを踊ると幸せに慣れるからです。だから、ダンスは見るのではなく、自分で踊りましょう」
「幸せになりたければ、踊らないといけないんですよ」
「ということで、今回はダンスと幸福度についてお話ししたいと思います」
「今回の参考文献は、イギリスのオックスフォード大学の研究となります」
「研究者はブラジルの高校生254人に協力を求めました。平均年齢14.8歳、女性164人です」
「協力者をそれぞれのグループに分けて、それぞれ違うダンスを行ってもらいました」
「一つ目のグループは、全身を使って動くダンスグループです」
「二つ目のグループは、手だけを動かすフィンガーダンスをするグループです。フィンガーダンスは座りながら行えるダンスです」
「ダイナミックなダンスをするグループと、こじんまりとしたダンスをするグループに分けたのです」
「そして、ダンスをしてどちらのグループが幸せになるのか調べた……というわけではありません。もう一工夫あります」
「研究者はダンスを分けただけでなく、個人でダンスを披露するグループと、集団でダンスを疲労するグループに分けました。全部で4つになります」
「全身を使ったダンスを個人で披露するグループ」
「全身を使ったダンスを集団で披露するグループ」
「フィンガーダンスを個人で披露するグループ」
「フィンガーダンスを集団で披露するグループ」
「の4つとなります」
「読者様はどのグループが幸福度が高くなると思いますか?」
「ダンスというのは自己表現の場でもあります。たっぷり表現したグループが幸せになるのでしょうか?」
「いやいや、ダンスは手だけで十分なのでしょうか?」
「ダンスに種類は関係ない。一人こそ至高なのでしょうか?」
「それとも、人は人と繋がる生き物。集団で披露するのが大事なのでしょうか?」
「はたして、結果はどうなのでしょうか?」
「分析の結果ですね、ダンスを披露して幸福度が上昇したグループはーー」
「集団でダンスを披露したグループでした!」
「ダンスを披露した後の学生を調べた所、集団でダンスを披露したグループは脳内ホルモンのエンドルフィンの分泌量が格段に増えていました」
「エンドルフィンが増えると、高揚感や満足感を感じます。これらは多幸感と関連があります」
「要するに、エンドルフィンが分泌されると幸せを感じる、ということですね」
「またエンドルフィンには、心身の苦痛を減らしたり、快感をもたらす効果があり、集中力を持続させてくれます」
「とっても素晴らしい脳内ホルモンなんですよ。ダンスは集団で踊るに限ります」
「ダンスは全身ダンスでもフィンガーダンスでも構いません。みんな一緒、が大事です」
「集団でのダンスは、幸福度以外にも健康にも影響があることが判明しています」
「集団でダンスを披露したグループは健康状況も改善していました」
「読者様、幸せになって、健康にもなれる、それは皆でダンスをすることだったのです」
「最近つらいことが多いと感じている読者様、友達と一緒に踊ってみてはいかがでしょう?」
「え? 『踊れない』ですか。安心してください。ダンスはどんなものでもいいのです」
「今回の実験では音楽経験やダンス経験の有無は関係ありませんでした」
「だから、下手くそでもいいんです。音楽に合わせて、自分の体を動かす、それだけでいんです」
「それでも『恥ずかしくて死んじゃうよー』という読者様は、まずは手から始めましょう。手拍子から参戦しましょう」
「誰かと一緒、というのが重要ですから、おそらく手拍子で参加することにも意味があると思いますよ」
「とにかく、仲間と一緒に何かをすることが大事なんだと思いいます」
「”071_運動は一人より仲間と一緒にした方が効率がいい”で紹介したように、仲間がいると安心したり、励まし合ったり、ライバル意識が芽生えます」
「一人より多くの刺激が得られるので、メリットも多いのでしょう」
「読者様も友達を誘ったり、仲間を巻き込んでダンスをしましょう」
「……つまり、リア充が最強ってこと? ……ということで今回のまとめです」
「研究者はブラジルの高校生にダンスをしてもらったよ」
「すると、ダンスの種類に関係なく、仲間と一緒にダンスをした場合に、エンドルフィンが大量に分泌されて幸せになれることが判明したよ」
「仲間、すんげー! って結果だったよ」
「読者様も幸せになりたかったら、誰かと一緒にダンスをするといいよ」
「そういえば、日常的に集団でダンスをしているグループがありますね」
「そう、アイドルです!」
「アイドルはいつもダンスを集団で披露しています」
「つまり、読者様はアイドルになれば、幸せになれるってことですね。私、天才!」
「私は読者様がアイドルになれることを影ながら応援させていただきます」
「ということで、今回は『【ぼっちには厳しい】仲間と一緒にダンスをすると幸せになれる』でした。知識の足しになれば幸いです」
「ありがとうございました。高評価、コメント、お願いします」
「読者様のリクエストも受け付けてます!」
「次回の『赤ちゃんの頃の性格は大人になっても同じなのか?』で、会おうね!」
「いくぜ、知識の完全制覇。バイバイ」
参考文献
Synchrony and exertion during dance independently raise pain threshold and encourage social bonding
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