344_10倍も買いだめをしやすい人の特徴 #買い物 #性格

「アメリカの自動車王ヘンリー・フォードは『金で自由が買えると思うのは誤りだ。この世で本当にたよりになるのは、知識と経験と能力だけである』と言いました。さすが、いいこと言いますね。私は自由はお金で変えると思いますが」


「やっほー、賢明なる読者様。読むだけで人生よくなる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『10倍も買いだめをしやすい人の特徴』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様はついいつ物を買いだめすることはありますか?」


「十分に予備があるのに、どんどんストックを増やすようなことはしていませんか?」


「買いだめについては、以前に”141_トイレットペーパーを買いだめする人の性格が判明”で扱いました。この時は、誠実な人が買いだめをする、という結論でした」


「ですが、他にも買いだめをしやすい人の特徴があるのです」


「今回は買いだめをしやすい人の特徴についてお話しします」


「ついつい買いだめをしちゃう人は必見ですよ」


「参考にするのは、イギリスのアングリア・ラスキン大学の研究です」


「先行研究では、強迫性障害と買いだめに関連があるとされていました」


「強迫性障害とは、実際には起こり得ない状況に不安を感じ、それに過度にとらわれることです」


「よくあるのは、家の鍵をかけたのか不安で、ずっと鍵をかけたか気になることです。これがヒートアップすると強迫性障害となります」


「不安を感じやすいので、買いだめに走るのです」


「研究者はADHDとも買いだめに関連があるのではないかと考えました」


「ADHDとは、日本語では注意欠陥・多動性障害と言われます。注意力がない、衝動的な行動が主な症状です」


「強迫性障害とは違いますが、ADHDの人もメンタルに問題を抱えています。十分買いだめをする下地はあります」


「そこで、ADHDのクリニックに通う患者88人にアンケートを行って、実際にADHDと買いだめが関係があるのか調べました」


「読者様はADHDの人は買いだめをすると思いますか? メンタルに問題があると、買いだめをしたくなっちゃうのでしょうか?」


「それとも研究者の考えは的外れだと思いますか? メンタルの問題の方向性が違うなら、関係ないのでしょうか?」


「はたして、どっちなんでしょうか?」


「アンケートを分析した結果ですね、ADHDと買いだめには関連が…………ありました!」


「ADHDの症状がない人に比べて、買いだめが有意に高いことが判明しました」


「一般人で買いだめをする人は約2%ですが、ADHDで買いだめする人は約20%でした」


「ADHDの人は一般人に比べて、10倍も買いだめをしやすい傾向があるのです」


「また、男女で買いだめの傾向に差はありませんでした」


「男性でも女性でも、ADHDの人は買いだめをするのです」


「年齢別に見ると、30代がもっとも多く買いだめをすることも確認されました」


「読者様は大丈夫ですか?」


「もし、買いだめをしているようなら、ADHDを疑ったほうがいいかもしれません」


「必ずしもADHDと診断されるわけではありませんが、可能性は十分考えられます。気になるようでしたら、病院に行きましょう」


「それにですね、買いだめは生活の質の低下、うつ病、不安症とも関連していることが明らかになりました」


「買いだめをしても幸せにはなれません」


「買いだめは、精神疾患の一種として認められています」


「買いだめをしていると家に物が溢れます。生活エリアを侵食し、部屋が散らかります。生活するのも困難になります」


「重度な買いだめは生活に支障をきたします。甘く見ていると生活が破綻しますよ」


「それに、買いだめをする人は価値を見ていません。ただ、欲しいという理由で買い物をします」


「これが価値のあるものなら、売ればお金になります。しかし、価値がないのは、ただのゴミです」


「ゴミと一緒に暮らさないためにも、買いだめはやめましょう」


「買いだめは手を打たないとやめられません」


「50代女性の買いだめを調べた研究では、買いだめは20代の頃から始まることが判明しています」


「満足すれば、勝手に止まる、なんて甘い考えは捨ててください。既に買いだめをする傾向がある人は、ずーっと買いだめをする運命です」


「買いだめをすると、部屋は散らかり、お金も湯水のごとく使います」


「生活が物理的にも金銭的にも苦しくなるのが目に見えています。当然、仕事にも影響が出ます」


「ADHDと診断された読者様、ADHDと自覚のある読者様は、買いだめをしないように気を付けましょう」


「信頼できる人に、財布を預けてはいかがでしょうか?」


「お金を持っていなければ、買いだめをしようにも買い物ができません。もしかしたら、症状が改善するかもしれません」


「まあ、私は専門家ではないので、この方法に効果があるとは言えません」


「治療したいのなら、専門家に相談してください」


「ただですね、買いだめをしている人は、自分が買いだめをしている自覚が薄いです」


「今回の被験者も研究者に買いだめをしている、と指摘されて始めて買いだめをしている自覚が芽生えました」


「必要だから買った、いつか使うときがくるから捨ててない、などの考えが根底にあるからみたいです」


「読者様ご自身、もしくは知り合いがたくさんの買い物で言い訳をしていたら、それは買いだめをしている兆候です」


「当人に買いだめしていることを教えてあげましょう。病気を治すには、まず自覚が必要です」


「人は、自覚していないことを変えるのは不可能です」


「読者様の周りの買いだめが改善するといいな、と願った所で今回のまとめです」


「研究者はADHDと買いだめに着目して、アンケートを行ったよ」


「案の定、ADHDの人は買いだめをする傾向が有意に高いことが判明したよ」


「実に、一般人の10倍も買いだめをするよ」


「それに、買いだめをするのは性別は関係なかったよ」


「男性も女性も買いだめには気を付けてね」


「いい買い物をするには、買うものの価値を考えることです」


「欲しい、欲しくない、で考えてはいけません」


「これを買ったら、人生の何がいい方向に変化するのか価値で考えましょう」


「また、プラスの変化を得るために家の中に既にあるもので、代用できないかも考えましょう」


「家にあるもので、同じ幸福を得られるのなら、わざわざ新しく買う必要はありません」


「物が増えなくなりますよ」


「もし、よろしければ活用してください」


「ということで、今回は『10倍も買いだめをしやすい人の特徴』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」


「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」


「次回の『どうやら「信じる者は救われる」は科学的にも正しいみたい』で、お会いしましょう」


「もしくは、読者様の気になるお話でお待ちしております。バイバイ」



参考文献

Elevated levels of hoarding in ADHD: A special link with inattention

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