345_どうやら「信じる者は救われる」は科学的にも正しいみたい #宗教 #寿命

「自由主義の父とも呼ばれるジョン・ロックは『言われるままに信じるだけの知識は、ただの切れ端に過ぎない。切れ端としては立派でも、それを集める人の知識の蓄えを少しも増しはしない』と言いました。知識は自分で噛み砕かないと、本当に吸収できたとは言えませんよね」


「やっほー、人生負け組の読者様。読まないと人生損する知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『どうやら「信じる者は救われる」は科学的にも正しいみたい』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は『信じる者は救われる』という言葉をどう考えますか?」


「信じるだけで救われるなら苦労しない、と思いますか?」


「それとも、神様が見てくれているので、熱心な信者は人生がうまくいく、と思いますか?」


「読者様はどちらでしょうか?」


「日本人は宗教の関心が低いですから、神を信じるのなんてバカバカしいと考える人も多いかもしれません」


「ですが、その考え、改めたほうがいいかもしれませんよ」


「なぜなら、信じる者は救われる、ということが証明されたからです」


「今回は信心深い人のメリットをお話したいと思います」


「参考文献はアメリカのハーバード公衆衛生大学院の研究となります」


「研究者はアメリカの女性看護師7万4534人にアンケートを行いました」


「アンケート内容は、週にどれくらい礼拝に参加するか、というのもです」


「そして、健康データと比較して、信心深い人の死亡率を調べました」


「読者様には既に、信じる者は救われる、と言いました」


「ぶっちゃけ、信心深い人は死亡リスクが減ります」


「では、どれくらいリスクが減ると思いますか?」


「祈るだけだから、そんなに変わらないと思いますか?」


「神様も意地悪しないから、そこそこリスクが減ると思いますか?」


「それとも、神様は信者にはとても優しくて、大幅に死亡リスクを減らしてくれるのでしょうか?」


「結果はというと、信心深い人はすべての死亡リスクが…………33%減っていました!」


「週に1回以上礼拝をする女性は、まったく礼拝をしない女性に比べて、死亡率が33%減っていたのです」


「圧倒的にリスクが減ることが判明しました!」


「33%という数字を見るのは稀です。ここまで差がつくのは珍しいです」


「しかも、礼拝している期間が長くなるほど、死亡リスクが減ることも確認されました。長く続ければ、効果は増えていくのです。継続は力なり、です」


「読者様も、週に1回礼拝しませんか? 健康になれるかもしれませんよ」


「具体的には、心疾患血管とがんのリスクが大幅に減っていました。それぞれ27%と21%減でした」


「さらに、信心深い人は抑うつ症状が少なく、結婚している可能性も高かったです」


「読者様も結婚したかったら、礼拝してみてはいかがでしょうか?」


「新たな出会いがあるかもしれません」


「どうして、信心深い人の死亡リスクが減ったのか、研究者は、抑うつ症状、喫煙、社会的支援、楽観主義などの要素をあげています」


「信心深い人は総じて、人間関係が良好で、タバコを吸うこともなく、楽観的な考えを持っていました」


「どの要素も長生きと関連のある要素でして、そのため信心深い人の死亡リスクが減ったのだと思います」


「心の支えがあれば、他人に優しくできます。そうすると人間関係は良好になります」


「心が満たされていれば、タバコに手を出さなくなります。タバコが健康被害を及ぼすのは周知の事実です」


「心の拠り所があれば、物事を悲観的に考えなくなります。人生楽しんだもん勝ちです」


「読者様も、長生きするために礼拝に参加してみませんか? 礼拝に滅茶苦茶メリットがあるんです」


「とはいえ、無宗教の多い日本人に礼拝の参加はハードルが高いかもしれません」


「ぶっちゃけ、信じ深い人が得られるメリットの元を辿れば、人間関係とタバコと楽観主義に行き着きます」


「教会で祈る行為そのものに効果があるのではなく、教会に行くことでメリットを得られるのです」


「信心深くなくても、3つの要素を注意していれば、わざわざ熱心に祈らなくても問題なさそうです」


「読者様も長生きしたければ、人間関係、タバコ、楽観主義に気を付けてくださいね」


「特に人間関係とタバコは長生きと関連が高いです。長生きする理由の半分近くは、この二つの要素で説明できるそうです」


「友達が少ない人は友達作りを、タバコを吸っている人は禁煙を、それぞれ行うと大きく変化しますよ。是非、試してください」


「私、タバコは吸っていないのですが、友達は少ないんですよ。

友達もっと作らないとなぁ……」


「少し愚痴をこぼしてしまいました。ということで、ここらでまとめです」


「研究者は礼拝によく行く人と行かない人を比べたよ」


「すると、礼拝に週に1回以上行く人は、死亡リスクが33%も減ることが判明したよ」


「他にも、心血管疾患やがんのリスクも低下するよ」


「どうやら、信心深い人は人間関係が良好でタバコを吸っていなくて楽観主義だったみたい。これらの要素によって死亡リスクが減ったみたいだよ」


「読者様も長生きしたかったら、敬虔な信者になろうね」


「まあ、宗教を長生きの道具にしていうると知られたら、信心深い人から説教されそうですが……」


「ただ、今回の研究は女性を対象にしたものです」


「男性でも同じことを言えるかは不明です」


「とはいえ男性も、人間関係が良好でタバコを吸っていないなら長生きするのは間違いありません」


「読者様も人間関係とタバコを見直しましょう」


「ということで、今回は『どうやら「信じる者は救われる」は科学的にも正しいみたい』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。質問やリクエストも待ってまーす」


「それでは、次回の『抗酸化力を高めて若返らせてくれる素晴らしい食材は何だ?』で、またお会いしましょう。バイバーイ」



参考文献

Association of Religious Service Attendance With Mortality Among Women

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