318_金縛りに合いやすい人の特徴が判明した #肉体

「アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンは『借金というものは、人を束縛し、債権者に対して一種の奴隷にしてしまうものである』と述べています。借金怖い。絶対にお金は借りません!」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『金縛りに合いやすい人の特徴が判明した』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は睡眠麻痺、という症状を知っていますか?」


「医学用語なので知らない人もいるでしょう。一般的には金縛りという症状です」


「そんな、頭は動くけど体は動かないような金縛りに読者様はなった経験がありますか?」


「え? 『ある』ですか。そうなんですね。私はありません」


「どうやらですね、世界中の人々の7.6%が金縛りを人生で一度は経験しているそうです」


「私も一度くらいは経験したいものです」


「で、この金縛りなんですが、どうやら金縛りに合いやすい人がいるそうです」


「誰にでも起こる現象なんですが、金縛りになりやすい人となりにくい人がいるみたいです」


「今回は、金縛りになりやすい人の特徴を紹介したいと思います」


「参考にさせていただくのは、ポーランドのルブリン医科大学の研究となります」


「読者様も特徴に当てはまっていたら、金縛りになるかもしれません。金縛りをよく経験している読者様は、当てはまっているか確認してください」


「研究者は、無作為に選んだ大学生4500人にアンケートを行いました。アンケートの内容は、金縛りの経験、PTSDのチェック、不安の度合い、などを確認しました」


「アンケートをした結果、2598人から回答がありました。年齢は18歳~50歳、女性が80%でした」


「ただし、参加者の年齢を統一するために、35歳以上の学生のデータは省かれました」


「最終的に、2553人の学生のデータが集まり、分析しました」


「さて、読者様はどのような人が金縛りになりやすいと思いますか?」


「元々は仏教の不動明王が使う、敵を動けなくする金縛法が由来なわけですが、関係あるのでしょうか?」


「誰かの怨念によって、金縛りになってしまうのでしょうか?」


「金縛りは寝ている時に起こります。睡眠時間や睡眠の質が関係しているのでしょうか?」


「体を動かすのは筋肉です。筋肉が多かったり、少なかったりすると金縛りになるのでしょうか?」


「それとも、夢の出来事を勘違いしているのでしょうか?」


「一体、何が正解なのでしょう?」


「大学生のアンケート結果、色々なことが判明しました」


「まず、大学生のうち、一度でも金縛りになったことがある人は、33.14%いました。およそ3人に1人が金縛りを経験していました」


「全体の10.2%は年に4回以上経験がある、金縛りになりやすい人でした」


「金縛りになった時の体勢ですが、58%は仰向け、6%はうつ伏せ、34%は体勢は関係ない、と回答していました」


「金縛りになったことがある人と、ない人の年齢を比べると、なったことがある人のほうが年齢が高かったです」


「人生経験が増えるにつれ、確率が上がるみたいです」


「BMI、タバコ、お酒とも関連が見つかりました」


「金縛りになりやすい人は、BMIの値が高く、喫煙経験があり、お酒もよく飲んでいました」


「他にも、運動不足、寝過ぎならびに寝不足も金縛りの確率が増えていました」


「寝過ぎもアウト、寝不足もアウトなんです」


「金縛りと関連があるのは他にもありまして、何かしらの病気がある人、薬を飲んでいる人、不安がある人、心配性な人も金縛りが増えていました」


「要するに、金縛りになりやすい人の特徴は、心身に問題を抱えている人です!」


「不健康な人が金縛りに合いやすいのでした」


「問題を抱えているから、体や脳が睡眠中に誤作動を起こしてしまい、金縛りになっているのかもしれません」


「メンテナンスを怠ると動かなくなる、と考えれば、納得できそうですね」


「もちろん、心身に問題がなくても、金縛りになる人もいます。金縛りになっているからといって、必ずしも問題を抱えている訳ではありません」


「金縛りになっても過剰に心配しなくてよさそう、って所で今回のまとめです」


「ポーランドの大学生にアンケートを行って、金縛りになりやすい人の特徴を調べたよ」


「金縛りと関係があるのは、年齢、BMI、喫煙、お酒、運動不足、薬、睡眠、不安、心配性なんかだったよ」


「不健康な人や、メンタルに問題があると金縛りになりやすいことが判明したよ」


「読者様も金縛りになりたくなかったら、心身共に健康に過ごそうね」


「ちなみにポーランドの学生の金縛りの経験率は33%でしたが、他の国の学生の経験率も判明しています」


「アイルランドは19.9%、カナダは29%~41.9%、アメリカは25%、日本は38.9%~43%、ナイジェリアは26.2%~44.2%、エジプトは43%、クウェートは29%、スーダン30%、一番高かったのはペルーの55%でした」


「世界平均が28%なので、日本人はどちらかというと金縛りになりやすい人種みたいですね」


「将来に不安を抱えていて、都会に住む人はあんまり運動しないから、仕方ないですね」


「金縛りって意外と身近にいるみたいです。金縛りになっても不安を感じたり、焦る必要はありません」


「多くの人が経験していることですよ。何ら特別なことではありません。金縛りになっても気に病まないでください」


「…………身近だったら、私も経験してもいいと思うのですが……」


「ということで、今回は『金縛りに合いやすい人の特徴が判明した』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『遅い時間にご飯を食べると太るは本当か?』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Risk factors of sleep paralysis in a population of Polish students

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