264_怒りっぽい人は自分が賢いと勘違いしている #怒り #能力

「アメリカの政治家ダニエル・ウェブスターの語録には『冷静を保て、怒りは議論ではない』という言葉が残っています。怒りからは何も生まれません」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『怒りっぽい人は自分が賢いと勘違いしている』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は怒りっぽかったり、短気だと言われることはありますか?」


「え? 『穏やかな人としか言われない』ですか。いいじゃないですか」


「短気は損気というように、実は短気な人は損なことが科学的にも判明しました。今回はそのことについてお話ししようかと思います。どうぞ、よろしくお願いします」


「ポーランドのワルシャワ大学が行った研究を元にお話しさせてもらいます」


「研究者は528人の学生を集めて、アンケートを行いました」


「まず、質問したのは、怒りっぽい性格かどうかでした」


「その次に、知性についても質問しました。つまるところ、『自分は賢いと思いますか?』という質問を行ったのです」


「最後に、本当に知性が備わっているのか、実際にテストを実施して知能を計りました」


「言ってしまえば、怒りっぽい人は自分の知性について、どのように考えているのか調べたのです」


「その結果、怒りっぽさと自分で認識している知性に関連があることがは判明しました!」


「さて読者様は怒りっぽいですか? また、自分は賢いと思っていますか?」


「自分が怒りっぽくないのなら、周りに怒りっぽい人はいませんか? その人は、賢さについて何か言っていますか?」


「分析の結果ですが、アンケートで怒りっぽいと答えた人は…………自分のことを賢いと思っていました!」


「怒りっぽい人は自分の能力を過大評価する自意識過剰野郎だったのです!」


「自分のことを客観視できていない、考えや視野が狭い思考の持ち主だったのです」


「知性のテストを行っていますから、自分の認識している知性と、実際の知性の数値は一目瞭然です。怒りっぽい人はその差がとても大きかったのです」


「怒りっぽいってだけでも面倒なのに、自意識過剰な危険人物だったのです」


「しかも、ナルシスト傾向も確認されました。怒りやすければ、怒りやすいほど自分大好き人間でもあったのです。あー、厄介厄介」


「読者様は怒りっぽい人がいたら近づかないようにしましょう。怒られるだけでなく、自分はできると誤解しているでしょうから」


「それに、自慢話も聞かされるかもしれません。怒りっぽい人は害悪の塊だったのです」


「くわばらくわばら」


「言われてみれば納得ですよね。本当に能力がある人は怒ることはありませんし、謙虚です。能力があるから余裕が感じられます」


「本当にすごい人は怒る必要がありません」


「一方で、能力の低い人は怒って能力の低さを誤魔化しているのでしょう」


「普通に仕事をしていたら、能力の低さが露呈してしまいます。バレたくない一心で、怒って怖い人という印象で上書きしているのかもしれません」


「ただですね、怒りっぽい人の中でもある特徴を持つ人は、自分の知性を低めに評価していました」


「それは、神経症的傾向が高い人です。要するにメンタルが弱い人です」


「怒りっぽくても、メンタルが弱い人は自分を賢くないと評価していました」


「怒りっぽい上に、すぐにへこたれるって最悪ですね。しかも、卑屈というコンボです。読者様も怒りっぽくてメンタルが弱い人とは関わらないようにしましょう。百害あって、いえ千害あって一利なしですよ」


「いやはや、怒りっぽい人って損ですよね。読者様は大丈夫でしょうか? 怒りっぽくないですか?」


「もし、怒りっぽい性格なら、怒らないようにしましょう。そうなれば、自分をもっと客観的に見られるようになるでしょう」


「仕事をこなしたり、生活を満喫するには客観的な視点、いわゆるメタ認知が大切です」


「怒りっぽい人は持ってない能力となります。そのため、人生がハードモードになり、苦労すること間違いなしです」


「人生を茨の道にしないためにも、怒りっぽい性格を直しましょうね」


「単純に考えて、怒りっぽい人と仲良くしたいと思いません。友達になりたいと思わないですし、恋人にしたいとも思いません」


「自分のためを思ってくれる叱咤激励ならともかく、上から目線の勘違い野郎の怒りは嬉しくとも何ともありません。そのため、嫌われるでしょう」


「周りに敵を量産するのが確定的です。気を付けましょう」


「怒りっぽい人はデメリットだらけ、という所で今回のまとめです」


「研究者が528人の学生を集めて、アンケートを行ったよ」


「アンケートの内容は、怒りっぽいかどうかと自分が賢いと思っているかどうかだったよ」


「さらに、実際にテストを行って、知性を計ったよ」


「その結果、怒りっぽい人は自分を賢いと思う勘違い野郎だったよ。しかもナルシストのおまけつき」


「もちろん、怒りっぽさと知性に関連はなかったよ」


「怒りっぽい人は自分のことを勘違いしているから、近づいてもいいことないよ」


「メンタルが弱い場合は、逆に自分のことを頭が悪いと思っていたよ。怒りっぽい人はいろんな意味で厄介だよ」


「短気は損気ってことが科学でも証明されたんだ」


「読者様も怒りっぽい人とは距離を取りましょう」


「そして、怒りっぽい性格なら改善しましょう。人生が変わるかもしれません」


「読者様に素晴らしき人生が訪れますように」


「ということで、今回は『怒りっぽい人は自分が賢いと勘違いしている』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『【イライラを抑える】お手軽に感情を安定させるテクニック』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Why do angry people overestimate their intelligence? Neuroticism as a suppressor of the association between Trait-Anger and subjectively assessed intelligence

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