256_好感を持たれる笑顔の条件【笑顔は何でもいい訳じゃない】 #印象 #見た目

「イギリスの司祭であったジョン・キーブルは『家族のかわす笑顔は快いものだ。ことにお互いの心を信頼しあっている時は』と残しています。信頼があれば、笑顔は幸せに幸せにしてくれます」


「やっほー、賢明なる読者様。読むだけで人生よくなる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『好感を持たれる笑顔の条件【笑顔は何でもいい訳じゃない】』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「初対面の相手と円滑なコミュニケーションをするには笑顔は必須です」


「笑顔を浮かべていると印象はよくなります」


「読者様も友好的に接するときは笑顔を浮かべていることでしょう」


「では、どんな笑顔が最適か、知っていますか?」


「笑顔には色々あります。口を大きく開けるものや、口角を上げるものまであります」


「読者様も、社会人として笑顔の指導を受けたことがある人もいるかもしれません」


「ですが、その指導は本当に正しかったのでしょうか? その人の主観だったのではないでしょうか?」


「ということで、今回は本当に好感を持ってもらえる笑顔の特徴についてお話ししたいと思います」


「相手にいい印象を持ってもらうために、是非覚えてください」


「参考にさせてただくのは、アメリカのミネソタ大学の研究です」


「研究者は3Dツールを使って、笑顔のグラフィックを作成しました」


「笑顔を構成する要素として、口角、口幅、歯の見え方、を変化させました」


「口角は、口の端が上がっているかです」


「口幅は、口の左右の幅が開いているかです」


「歯の見え方は、口が開いてどのくらい歯が見えているかです」


「これらの要素を、低、中、高と3つの段階で用意しました。口角なら、少し上がっているのか、それとも大きく上がっているのか。口幅なら、少し開いているのか、それとも大きく開いているか。歯の見え方なら、少し見えているのか、それとも多く見えているのか」


「結果として、3×3×3で27パターンの笑顔が作成されました」


「作成された笑顔を18歳~82歳までの802人の男女に見てもらって、どの笑顔が印象がよかったのか調べました」


「要するに色々なパターンの笑顔を用意して、どの笑顔に好感を持たれたか調べたのです」


「読者様はどのような笑顔が好感を持たれると思いますか?」


「口角が上がっている笑顔ですか? それとも歯が見えている笑顔ですか?」


「もしくは、口が横に開いている笑顔に好感を持つのでしょうか?」


「分析の結果、真ん中が一番でした!」


「口角の上がり具合は普通が一番」


「口幅は普通くらいに開いているのが一番」


「歯の見え方は普通が一番」


「口角を上げれば上げるだけいい、なんてことはなく、バランスがいいのが一番でした」


「やはり、何事も程ほどがいいみたいです。やり過ぎもダメだし、やらなさすぎもダメなんです」


「他の笑顔も解説しますと、口角があまり上がっていない場合、歯がたくさん見えているより、普通くらいに見えている方が印象がよかったです」


「口角低めで歯が見えている笑顔はかなり評価が低かったです」


「逆に口角が大きく上がっている場合は、歯をたくさん見せる方が好感を持たれました」


「口角が上がっていないのに歯を見せていると、相手に軽蔑や恐怖の感情を持たれることも判明しました」


「歯を見せるならニカッと笑いましょう。歯だけを見せる笑顔は逆効果です。歯だけ見えているのはとても不気味ですよ」


「また、年齢によっても笑顔に対する評価も違っていました」


「若干ですが、若者の方が全体的に笑顔を高く評価していました」


「読者様も若者を相手にする時は、より一層笑顔に気を配りましょう。仲良くなれるかもしれませんよ」


「しかし、性別による違いはありませんでした。男性でも女性でも、笑顔の評価に違いが出ることはありませんでした」


「面白いことにですね、左右で非対称な笑顔にすることも有効なことが判明しました」


「笑顔を浮かべる際に、左右で若干の遅延があると笑顔の評価が高くなることが判明しました!」


「完全に左右が同期するより、25ミリ秒~100ミリ秒の遅延があると、笑顔の評価が大幅に上がっていたのです」


「ですが、左右の遅延が125ミリ秒以上になると、むしろ評価が下がっていました」


「一瞬の判断で、天国にも地獄にもなります。諸刃の剣ですので、活用の際には、十分に気を付けた上で実行してください」


「練習しないと、失敗しますよ。100ミリ秒なんて一瞬ですよ、一瞬」


「大変難しい技術ですが、身に付ける価値があるかもしれません。一瞬の出来事なので相手に気づかれません」


「相手に気づかれずに印象をよくすることができますよ」


「笑顔は左右対称じゃなくてもいいんだよ、という所で今回のまとめです」


「3Dツールを使って、笑顔のモデルを作ったよ」


「口角、口幅、歯の見え方、の3つの要素と低、中、高の3つの段階を使って、27パターンの笑顔を作成したよ」


「すると、中間の笑顔が一番評価が高かったよ」


「逆に、口角が上がっていないのに、歯が見えている笑顔は評価が低かったよ」


「笑顔になればなるだけいい、というのは誤解だったよ。自然な笑顔が一番だよ」


「とはいえ、口角、口幅、歯の見え方、全ての要素で中間を目指すのは難しいです」


「3つの要素のうち、2つをクリアすれば、笑顔の評価は高いです」


「まずは、できることから始めましょう。最初から完璧にする必要はありません。一つ一つ着実に成長することが大事です」


「今回の研究では口の回りに着目して実験を行いました。笑顔には目も重要です」


「口は笑っているのに、目が笑っていなければ話になりません」


「口にばかり注目して、目を疎かにすると痛い目をみるかもしれませんよ。目だけに」


「つまらないことを言ってしまいましたが、印象は顔全体で決まります。気を付けてくださいね」


「ということで、今回は『好感を持たれる笑顔の条件【笑顔は何でもいい訳じゃない】』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」


「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」


「次回の『片足立ちができないとヤバイ!』で、お会いしましょう」


「もしくは、読者様の気になるお話でお待ちしております。バイバイ」



参考文献

Dynamic properties of successful smiles

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