230_IQが高すぎるリーダーのは評価が低くなる #知能 #リーダー

「経営学者であるピーター・ドラッカーはリーダーについて一家言あるようです。『リーダーは、専門家をファシリテートするだけではなく、複数の異なる知識分野を統合する』と。繋ぐことが大事みたいです」


「やっほー、賢明なる読者様。読むと人生が変わる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『IQが高すぎるリーダーのは評価が低くなる』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様のIQはいかほどでしょうか?」


「IQが高いと人生が楽になります。収入が上がり、幸福度が上がり、寿命が長くなります。他にもクリティカルシンキングが上手くなったり、モチベーションの管理が上手になります」


「あと、モテます」


「ですが、何事にも限界があります。どんなに優れていても他の人から理解されなければ宝の持ち腐れです。天才を通り越して変人扱いされかねません」


「実はIQでも同じことが言えます。IQが高すぎると、周囲から理解されず、評価が低くなることが判明しました」


「とってももったいないです。天才故に理解されないということが起こるのです」


「IQが高すぎると起こる弊害について調べてくれたのはカリフォルニア大学デービス校の心理学者です」


「まず、研究者は世界30ヶ国から様々な分野で活躍するリーダーを調べました」


「379人のリーダーに対しIQテストを行って、まずは知能を調べました」


「その後、職場の同僚約8人にリーダーとしての評価を聞きました」


「要するにリーダーのIQとリーダーとして有能かどうかの関連を調べたのです」


「さて、読者様はどう考えますか? IQが高いほうがリーダーとして優れているのは間違いないでしょう」


「ですが、IQが高すぎると弊害が起きるとも話しました。その境目はどのくらいだと思いますか?」


「IQの平均は100です。105や110くらいは理解できるのでしょうか? それともこのくらいから弊害が出るのでしょうか?」


「いやいや、120くらいなら問題ないのでしょうか?」


「人間を侮っちゃいけない、柔軟だから130でも140でも問題ない。どんとこい、なのでしょうか?」


「結果はですね、120がピークでした!」


「リーダーのIQが120までなら、IQが上がるごとにリーダーとしての評価も上がっていました」


「ですがIQが120以上になると、リーダーとしての評価は下がることが判明しました」


「要するに、凡人には天才は理解できないのです」


「あまりに考えが違いすぎて、逆に理解できないのです。凄すぎて凡人の理解の範疇を越えてしまうのです」


「もし、読者様のIQが120を越えているようなら、周りから理解されていない可能性があります」


「そんな時は、賢い人が多い職場に転職するといいかもしれません。自分の能力を思いっきり発揮できる機会に恵まれるでしょう」


「もしくはクッション役を置きましょう。自分の言葉を噛み砕いて説明してくれる人を置いて、天才と凡人の架け橋になってもらいましょう」


「天才と凡人には越えられない壁があります。壁を壊すより、壁を行き来できる人を見つけたほうが楽ですよ」


「ちなみに、IQが120だとすると労働者の80%よりIQが高いことになります。かなり上位の人となります」


「また、根拠はないですが、東大生の平均IQが120と言われています。学力と知能に大きな関係はありませんが、東大に入れるくらいの学力があればIQも相当高いでしょう。一つの目安にしてください」


「面白い結果ですよね。IQが高すぎて問題になるというのは」


「いつの時代でも天才は凡人には理解できない、ということを思い知らされます」


「ならIQが高い人を雇用しなければいいじゃないか、と考えないでください。やはりIQが高いと画期的なアイデアや効率的な作業の進め方など、新しい発見をもたらしてくれます」


「ですので研究者は『IQが高い人が低く評価されている原因を探ることが大事』と語っています」


「凡人と天才の隙間を埋めることができたら、それは端的に言って最高でしょう」


「一般人の視点と上位者の視点が合わされば、怖いものなしです」


「読者様も職場に理解し難い言動の同僚がいても、距離を取らないでください。IQが高すぎるが故に読者様が理解できていない可能性があります」


「自分が理解できないからと、下に見ていると足を掬われますよ。どこに可能性が秘められているのかなんて分からないのですから」


「それとですね、分野によって求められるIQには差があります。超絶なIQを求められる現場もあれば、そこそこのIQで十分な現場もあります」


「IQが高くても、求められていない現場もある、という所で今回のまとめです」


「世界からリーダーを集めてIQテストを行ったよ」


「さらに、リーダーの同僚からリーダーとしての能力を評価してもらったよ」


「すると、リーダーのIQが120までなら、リーダーの評価が上がっていたよ。でもIQが120を越えると逆に評価が下がっていったよ」


「どうやら、IQが離れすぎると理解されなくなるみたい」


「読者様も高すぎるIQを持っていたら気を付けてね。周りから変人扱いされているかもしれないよ」


「まあ、IQが120というのは全人口の10%ほどしかいません。ですので、本当に読者様のIQが120を越えていることは少ないです」


「特に『自分は他の人より頭がいい』と思っている人は危険です。レイク・ウォビゴン効果と言って、自分は平均以上だと過大評価するバイアスがあります」


「本当に平均以上かはきちんと検査しないと判明しません。自称している人は危ないですよ」


「ここで知識をつけているから賢いなんて増長していたら、簡単に鼻をへし折られます。上には上がいます。いつでも謙虚に生きることをオススメします」


「ということで、今回は『IQが高すぎるリーダーのは評価が低くなる』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」


「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」


「次回の『休日に仕事をするとやる気が激減するぞ』で、お会いしましょう」


「もしくは、読者様の気になるお話でお待ちしております。バイバイ」



参考文献

Can super smart leaders suffer from too much of a good thing? The curvilinear effect of intelligence on perceived leadership behavior.

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