216_瞑想には血圧とストレスを下げる効果がある #瞑想 #健康 #ストレス

「『新しい任務を行ううえで必要なことは、卓越した知識と才能ではない。それは、新しい任務が要求するもの、新しい挑戦、仕事、課題において致命的に重要なものへの集中である』という言葉をピーター・ドラッカーは残しています。一心不乱な姿勢が成功への近道です」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『瞑想には血圧とストレスを下げる効果がある』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は瞑想をしていますか?」


「え? 『瞑想なんて僧侶がすること』ですか。その考えは浅はかですよ」


「最近では瞑想の効果が証明され、取り入れている企業もあります。それくらい世界では瞑想はトレンドなんです」


「ですので、瞑想なんて関係ない、と思わないでください。世界から取り残されますよ」


「私も以前に”045_瞑想で体と心の痛みが和らぐ”で、瞑想を取り上げています」


「瞑想には様々なメリットがあるので、今回は違うメリットについてお話しできればと思います」


「では、よろしくお願いします」


「今回の研究はカナダのビクトリア大学が行ったメタ分析となります」


「研究者は過去に行われた瞑想に関する研究を45件集めて、メタ分析を行いました」


「最初にしたのは瞑想の種類別けでした」


「一口に瞑想と言っても種類は一つではありません。今回の研究では、瞑想を主に3種類に別けています」


「一つ目は、オープンモニタリング瞑想です」


「これは、自分が経験していることに目を向け、その経験をただ観察する瞑想です」


「瞑想していると色々な考えが出てきますが、特に賛成したり、反対したりすることはありません。ただ眺めている瞑想です」


「心の内で湧いてくる思い出や感情を、ただただ眺めるという瞑想です」


「二つ目は、集中瞑想です」


「一つの物事に集中する瞑想です。よくあるのは呼吸です。息を吸ったり吐いたりすることに集中します」


「他にもボディスキャン瞑想もあります。体の一部にフォーカスを当てて、そこに何が起こっているのか中止します。痛いのか、痒いのか、血が巡っているのか。痛みだとしたら、鈍い痛みなのか、鋭い痛みなのか、内側からなのか、外側からなのか」


「体の細部を観察する瞑想です」


「ただ、他のことに気を取られることがあります。その時は、もう一度対象に集中しましょう。繰り返すことで気を取られる回数が減っていきます。この繰り返しが集中瞑想の秘訣です」


「三つ目は、自己超越瞑想です」


「主にサンスクリット語のマントラを唱えながら行う瞑想です。これを行うことによって、集中力が得られるとされます」


「毎日2回、15分~20分行います。慣れてくれば、心の中でマントラを唱えるようになります」


「最終的には、意識の深みに到達して、最高の境地や純粋な意識に達することが目的です」


「とまあ、こんな感じで研究者は瞑想の種類を別けました。何も考えない瞑想、一つに集中する瞑想、自らと対話する瞑想ですね」


「そして、研究者は瞑想を行っている人の活動を調べて、どのようなメリットがあるのか見つけました」


「さて読者様は、瞑想のメリットは何が思い浮かびますか?」


「痛みに強くなる、というのは以前に紹介していますので無しですよ」


「やはり集中力が上がると思いますか? 頭がよくなるのでしょうか? それとも健康になるのでしょうか?」


「答えは一体何なのでしょうか? まあ、引き伸ばしても仕方ないので答えです」


「メタ分析の結果、瞑想を行っている人は…………血圧が低いことが判明しました!」


「どれくらいかと言いますと、3~8mmHg(ミリメートル水銀柱)でした」


「血圧というのは2mHg低くなるだけでも、心臓病や脳卒中の発症率を下げてくれます」


「つまり、瞑想を行っている人は血圧が下がって、健康的に過ごせるのです」


「健康のために瞑想を行うのもいいと思いますよ。最初は他のことに気を取られて、5分と持たないかもしれません。ですが、慣れてしまえば、30分、60分でも余裕でできるようになります。是非、お試しください」


「それにですね、オープンモニタリング瞑想と集中瞑想をしている人は、心拍数も減っていました。1分間の心拍が3~4ほど減っていました」


「これによってコルチゾールの値も減っていました」


「要するに、瞑想でストレスが減ったということを示しています」


「これだけのメリットがあるなら、瞑想をしないのは損ですね」


「痛みに強くなりますし、血圧と心拍数を下げてくれます。当然ですが、集中力も鍛えれます。これだけのメリットがあるのですから、瞑想する人としない人の差は大きいでしょう」


「え? 『瞑想は種類が多くて何をしたらいいか分からない』ですか。その答えは簡単ですよ」


「好きなものでいいです!」


「どの瞑想でもストレス解消になることは判明しています。ですので、とりあえず試してみて、自分に合うものを探しましょう」


「瞑想というのは継続して行うことが大事です。楽しみながらできるもの、コストがかからないもの、辛くないものでしたら何でもいいです」


「最初は少しでもいいので、コツコツ始めましょう。いつしか、あっと驚く集中力を手に入れていますよ」


「集中力を得るためにも瞑想は大事だよ、という所で今回のまとめです」


「研究者が過去の瞑想に関する研究を集めてメタ分析したよ」


「すると、瞑想には主に3種類あるみたいだよ。オープンモニタリング瞑想、集中瞑想、自己超越瞑想の三つだよ」


「それで、瞑想をしている人は血圧が低いことが判明したよ。やったね」


「また、オープンモニタリング瞑想と集中瞑想をしている人はコルチゾールの値が減少していたよ。瞑想はストレス解消にもなるよ」


「瞑想には今回紹介したもの以外にも様々なメリットが存在します。メリットを考えると、やって損は絶対にないです。読者様も隙間時間を見つけて瞑想しましょう」


「え? 『忙しくて瞑想する時間がない』ですか。むしろ逆です。忙しいからこそ、瞑想をするのです」


「30分瞑想すれば集中力が劇的に改善します。2時間で終わる仕事が1時間で終わるようになります。30分瞑想しても、30分のお釣りがくるのです」


「ですので、暇を見つけてこまめに瞑想をしましょう。段々効果を実感できるようになりますよ」


「それでも、時間がないと仰るのなら、それは読者様の自由です」


「ただ、メリットがあると分かっているのに手を出さないのはバカです。愚かの極みです」


「私に付き合ってくれる読者様は聡明だと思っています。ですので、読者様がバカな真似はしていないと信じています」


「それでも、最終的には読者様の判断で決めてください。やるもやらないも、読者様の自由です」


「ということで、今回は『瞑想には血圧とストレスを下げる効果がある』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『お金持ちってどんな性格をしているの?』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Mindfulness mediates the physiological markers of stress: Systematic review and meta-analysis

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