215_専門家にアドバイスを受けるときの注意点【8選】 #意見 #アドバイス

「織田信長の後を継いで天下統一を果たした豊臣秀吉は『人の意見を聞いてから出る知恵は、本当の知恵ではない』という言葉を残しています。天下人の言葉でした」


「やっほー、人生よくなってる読者様。使える知識をお届けする世界一の美女サクラです! 今回は『専門家にアドバイスを受けるときの注意点【8選】』のお話をしますよ」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は、自分の持っていない深い知識が必要になったら、専門家を頼ることになると思います」


「ですが、専門家も同じく人です。必ずしも客観的でエビデンスのある意見をしてくれるとは限りません。もしかしたら、所属している組織に都合がいい情報を与えてくるかもしれません」


「何より意見を受け取るのはずぶの素人です。なので、その知識が正しいのか間違っているのか判断することもできません」


「だからといって、素人が何も知らずに始めたら痛い目を見ます」


「専門家の意見も尊重しないといけないし、専門家の意見を鵜呑みにするのも危険です」


「専門家の意見を聞く必要が必ず出てきます。私たちは専門家の意見を上手に使うことが求められます」


「ということで今回は、イギリスのケンブリッジ大学とオーストラリア大学の研究者の意見論文から、専門家の意見を上手に活用する方法をお話ししたいと思います」


「これで読者様は、専門家のアドバイスを正しく上手に有効活用できること間違いなしです。偏った情報に振り回されるのは今回限りとなるでしょう」


「それでは早速紹介したいと思います」


「その①、個人の意見ではなくグループの意見を聞く」


「個人の意見ですと、どうしても偏りが生じてしまいます。できる限り多くの人を集めて、討論した結果を尊重しましょう」


「複数人でまとめた意見は全員のいいとこ取りができます。専門家に話を聞く際は一堂に集めて、ディスカッションしましょう。何より、一人一人に話を聞いていたら時間がかかります。時短のためにもまとめて聞きましょう」


「その②、メンバーを慎重に選ぶこと」


「いくら、人を集めても有象無象では意味がありません。それに、専門分野から少しでも外れると知識も薄くなります。似たような分野から専門家を引っ張ってくるのはNGです」


「穿った意見をくれる専門家を慎重に選びましょう。…………読者様には不要と思いますが、補足しますと『穿った』とは本質を捉えたという意味です。疑った、という意味ではありませんよ」


「その③、有名人の意見をピックアップしないこと」


「専門家を選ぶとなると、その分野の第一人者がいます。その人の意見を尊重してはいけません。メンバー全員の意見を等しく尊重してください。第一人者がいつも正しいとは限りません」


「専門家の意見というのは、年齢、経験、地位、見た目、などで決まるのではありません。読者様は肩書きに騙されないでください」


「その④、似たような人を集めない」


「せっかく複数人を集めても、どれもこれも同じ意見では集めた意味がなくなります。多様なメンバーを集めたほうが、より正確な判断ができます」


「時として、まったく関係のない分野の話が問題解決の糸口になることは多々あります」


「注射器の針が痛くないのは蚊を参考にした結果です。何が問題解決に導いてくれるかは神のみぞ知る、ですよ」


「その⑤、めげない」


「断定的な意見ではなく、自信もない意見でもめげないでください。様々なソースから情報を集めている人の意見は、よりよい判断の可能性が高いです」


「意見を聞く際は、どのように情報を集めたのか? という点にも注意してください」


「1人しか主張していない意見と100人が主張している意見では、どちらが信頼できるのかは一目瞭然です」


「その⑥、専門家ごとに重みをつける」


「専門家と一括りにできません。能力はバラバラです。テストをすることで、専門家の能力をチェックして、どの専門家のどの意見を重視するのか判断します」


「全てにおいて万能な人はいません。専門家にも得意不得意があります。得意分野の意見を重宝しましょう」


「その⑦、専門家のトレーニング」


「専門家の能力が最大値で、これ以上伸びない、なんてことは決してありません。新しい発見は毎日のように出てきます」


「専門家も新しい情報を入手したり、新しい刺激に触れれば成長します。能力が上がれば、問題を解決する能力もよくなります」


「専門家と言えどトレーニングは疎かにしてはいけません。むしろ専門家だからこそ、成長が求められます」


「その⑧、フィードバックをする」


「様々な分野でフィードバックの効果は証明されています。たとえば、チェスプレイヤー、気象予報士、アスリート、医者、これらの人は迅速なフィードバックを受けることで、より正確な判断をすることができます」


「専門家もフィードバックを受けることで、より正確な判断ができるようになるのは同じです」


「専門家にもらった意見を実際に試したら、その結果を都度報告しましょう。よりよい判断を返してくれますよ」


「以上の8個が専門家の意見を上手に使う方法でした」


「いやはや、面白い内容でした。専門家も私たちと同じ人です。間違うこともあるでしょう。大事なのは間違いに気づいたり、正したりすることです」


「そのためには色々な人の意見を聞いたり、専門家に成長してもらう必要があるということですね」


「読者様はこれで、専門家から間違った意見を聞き入れることはないですよね?」


「最初に落とし所を決めて、それを裏付けるような意見を聞き入れるなんて本末転倒なことはしていないですよね? 大丈夫ですよね?」


「せっかくの専門家の意見を無駄にしていないですよね?」


「意見を殺すも生かすも読者様次第、という所で今回のまとめです」


「研究者が専門家の意見を上手に活用するためのアドバイスをしてくれたよ」


「その①、個人の意見ではなくグループの意見を聞く、

 その②、メンバーを慎重に選ぶこと、

 その③、有名人の意見をピックアップしないこと、

 その④、似たような人を集めない、

 その⑤、めげない、

 その⑥、専門家ごとに重みをつける、

 その⑦、専門家のトレーニング、

 その⑧、フィードバックをする、

 の以上、8つです。是非、活用してください」


「専門家に頼るのにもお金がかかります。お金を無駄にしないためにも、専門家の意見を正しく取り入れましょう」


「せっかく改革を進めようとしたけど内容がちんぷんかんぷんで、結局元のまま、なんて無駄なことはしないでくださいね」


「それと、今回は専門家の意見を上手に使う方法でしたが、これは何も専門家に限らないと思います」


「チームでディスカッションする際にも応用できると思います。チームの意見をよりよくするためにも活用してください」


「インプットした知識をそのままアウトプットするだけでは、それは知識の奴隷ですよ」


「読者様は知識をよりよくするための知恵を手に入れてくださいね」


「ということで、今回は『専門家にアドバイスを受けるときの注意点【8選】』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価や応援コメント、お願いします」


「読者様が『こんなことが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『瞑想には血圧とストレスを下げる効果がある』で、お会いしましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

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