160_リモート会議が対面の会議より疲れる4つの理由 #ビジネス #肉体

「思想家、哲学者、作家、詩人、いくつもの肩書きを持つラルフ・ワルド・エマーソンの言葉です。『すべての人間に共通な一つの心というものがあります。それぞれの人間はその同じものが流れ込み、また流れ出す入り江なのです。一度その入り江に通じた者は、あらゆる時代の知識を相続する自由人になることができます』だ、そうですよ。人ってそれぞれが違いますが、似ている部分も多くありますよね」


「やっほー、賢明なる読者様。読むだけで人生よくなる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『リモート会議が対面の会議より疲れる4つの理由』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は会議を会議室で行っていますか? それともリモートで行っていますか?」


「昨今はリモート会議も増えましたよね。現地に行く必要がなく、どこの誰とでも会議できる。とても素晴らしいシステムだと思います」


「ですが、同時に『普通の会議より、疲れる』と思ったことはありませんか?」


「え? 『ある。リモートは3倍くらい疲れる』ですか。やはり、そうですよね。リモート会議は疲れますよね」


「そうなんです。便利な反面、リモート会議はとても疲れるのです!」


「スタンフォード大学の研究者がリモート会議が普通の会議より疲れる理由を4つ語ってくれています」


「なので今回は、リモート会議が疲れる理由についてお話ししたいと思います」


「読者様は知っていますか、リモート会議が疲れる理由を? 知らなければ、今回を機に覚えてくださいね」


「一つ目は『近距離での視線』です」


「リモート会議で画面でに写し出される相手の顔って、かなり近い距離ですよね」


「目の前に相手がいる、という状況はリアルでは親しい人でしか感じません」


「ですが、リモート会議ではパソコンの画面に相手の顔がアップで表示されます。そんなに親しくない人とも近い距離で話さないといけないので、しんどく感じます」


「読者様もエレベーターを思い出してください。エレベーターで一緒になった人と顔の距離が近くなりますよね。すると、スマホを見たり、足元を見たり、階数表示を見て視線を逸らすと思います」


「つまり、近距離で誰かに見られるのはプレッシャーに感じるのです。ですが、リモート会議では視線を逸らしたら、相手に筒抜けです」


「視線を逸らせません。相手を見続けなければならないので、疲れてしまうのです」


「二つ目は『認知的負荷』です」


「人は相手の様々な動きを見て、総合的に判断します」


「ですが、リモート会議の場合、画面に表示させるのはバストアップだけです。ジェスチャー、手足の動き、視線の向かう先、など情報が不足しています」


「画面越しにアイコンタクトなんて、どうやってするのですか? 難しいですよね。対面だと当たり前にできることが、リモートだとできなくなります」


「結果として、思うように情報が得られないので、脳に負荷がかかってしまいます」


「読者様もリアルで会っていたなら、視線や頷き具合で賛成、もしくは反対が分かるでしょうが、画面越しで判断するのは難しく感じたことはありませんか?」


「情報不足だと、どうしても余計なことを考えてしまいます。普通の会議より頭を使うので、リモート会議は疲れるのです」


「三つ目は『終日鏡』です」


「リモート会議の場合、常に自分の顔が写し出されます」


「鏡で自分を見ることの研究は昔から行われており、先行研究では鏡を見ると、自分自身の評価をすることが判明しています」


「要は、鏡を見ると自分がどう見られているか考えてしまうのです」


「リモート会議では常に自分の顔が写し出されます。これはずっと鏡を見ていることと同じです」


「自分の顔を見て自意識過剰になれば、相手との会話に集中できなくなります。当然、脳への負荷は大きくなります」


「リモート会議で自分の顔を見るのは止めましょう。疲れてしまいます」


「システムの設定で自分の顔を写さないようにできますので、今後は自分の顔が写らないように変更しておきましょう」


「鏡の研究では、男性より女性の方が大きい影響とされています。女性の読者様はリモート会議中に自分の顔を見ないようにしましょう」


「自分の顔ばっかり見ていると、うつ病になる可能性も主張されています。身だしなみを気にするのは程ほどにしましょう」


「四つ目は『不自由な身体』です」


「リモート会議の場合、相手の画面に自分の顔を写すために、常にカメラの前にいないといけません」


「そのため、疲れていてもストレッチをしたり、身体を動かすことができません。身体が固まってしまうのも仕方ありません」


「リモート会議中は常に物理的なダメージが蓄積するので疲れる、というわけです」


「普通の会議の場合、首を回したり、肩を回すことがあるでしょう。それらの行動は身体をリラックスさせる効果もありますし、アイデアを生み出すことにも繋がります」


「リモート会議の場合、意図的に身体を動かす時間を設けた方がいいみたいです」


「上司もリモート会議中の離席については咎めない方向でお願いします。いっそのこと音声だけで会議すればいいのかもしれません」


「リモート会議が便利なツールなのは間違いありません。ただ、使い方を間違えると、余計に疲れる結果になるということです」


「これらを学んだ読者様は、今後リモート会議で疲れることはなくなるでしょう」


「知識って知っている方が本当にお得ですよね、という所で今回のまとめです」


「スタンフォード大学の先生がリモート会議が疲れる理由を4つ教えてくれたよ」


「その4つとは、

 一つ目は『近距離での視線』、

 二つ目は『認知的負荷』、

 三つ目は『終日鏡』、

 四つ目は『不自由な身体』、

 以上の4つだよ」


「読者様もこれらに気を付けて、疲れないリモート会議ライフを送ってください」


「相手の顔を小さくして遠くに感じるようにしたり、自分の顔を非表示にして見ないようにしたり、定期的に身体を動かすようにしてください」


「これで、リモート会議疲れとはおさらばできますよ」


「疲れることがなければ、仕事にも集中して取り組めます。生産性もアップしていいことずくめ間違いなし!」


「読者様がリモート会議が好きになれるように願っております」


「ということで、今回は『リモート会議が対面の会議より疲れる4つの理由』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」


「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」


「次回の『オンラインショッピングサイトのポチらせるテクニック』で、お会いしましょう」


「もしくは、読者様が気になるお話でお待ちしております。ばいばい」



参考文献

Nonverbal Overload: A Theoretical Argument for the Causes of Zoom Fatigue

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