043_【昼寝しないと損】午後もバリバリ働ける昼寝のススメ #睡眠 #生産性

「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界で二番目に美しい人より美しいサクラです! 今回は『午後もバリバリ働ける昼寝のススメ』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様はお昼寝をしてますか?」


「え? 『忙しくて昼寝をする時間も惜しい』ですか。それは何とももったいない」


「ちなみに私は毎日お昼寝をしています。そのおかげで午後もバリバリ働いています」


「そんなわけで、今回はお昼寝についてお話ししたいと思います。毎度、お付き合いありがとうございます」


「まず、読者様に知って欲しいのが、お昼寝にはたくさんのメリットがあるというこです」


「たとえば、NASAではパイロットに40分間の昼寝をしてもらい、影響を調べました」


「すると、パイロットの反応時間が34%改善しました。他にも注意力が2倍になる結果もあります」


「パイロットの反応時間は大事です。少しの遅れで取り返しのつかない事態になりかねません。それを昼寝で防げるなら、安い投資です」


「イタリアの警察官のデータもあります。午後の勤務と夜勤の間の時間に昼寝をして……時間的に仮眠ですね。ともかく合間に寝ていた警察官は、寝ていなかった警察官より交通事故を起こす確率が48%低かったそうな」


「交通事故は死に直結します。絶対に起こしたくありません」


「長時間勤務となると、集中力や注意力がどうしても維持できなくなあります。それを仮眠で防げるならありがたい話です」


「まだまだお昼寝のメリットはあります。昼寝をした人は難しい問題を2倍も解けるようになったり、記憶力も高めることが判明しています」


「どうです? 読者様もお昼寝をしたくなりましたか?」


「しかもですね、お昼寝の効果は年齢を重ねるほどに顕著になるそうです」


「さらにさらに、普段からよく寝ている人でも有効なんです。『夜にたっぷり寝ているから、昼寝なんて必要ないよ』とお思いの読者様も少なからずいるでしょう」


「甘いです! 安納芋くらい甘いです」


「普段から十分に寝ていても、気分、注意力、認知能力、計算、論理力、反応時間などの項目にメリットがあるのです」


「これらの項目は仕事をする上で必須です。つまり、お昼寝をすると、午後の生産性が爆上がりなんです」


「お昼寝をしたら、残業なんてしなくていいのです。眠い目を擦って仕事と向き合わなくていいのです。やったね」


「嬉しいことに、お昼寝は健康にいいこともわかっているのです」


「うーん、どれだけお昼寝のメリットがあるんでしょうね。いいこと過ぎて、逆に心配になるレベルだぁねぇ」


「ギリシャで行われた大規模な研究によると、お昼寝をする人は心臓疾患の死亡率が37%も低かったんだよ。毎日運動しているのと同等の効果だったそうです」


「寝るだけで健康になれる! お手軽な健康法だね」


「読者様は、ここで疑問が湧いてくると思います。『どのくらい昼寝をしたらいいのか』です」


「昼寝の時間が短すぎると、効果は感じられません。逆に寝過ぎると、起きた時に頭がぼんやりします。また、夜に眠れなくなります」


「安心してください。ちゃんと、その疑問に私は答えますよ」


「最初に答えを言いますと、10分~20分が最適です。この時間で集中力や注意力が大幅に改善することが判明しています」


「しかも、その効果は3時間ほど続くみたいです。夕方頃まで安泰ですね」


「5分程度だと、疲労の軽減や肉体の回復、認知機能の改善などはなかったそうです」


「短いと、脳も体も休めないのでしょう。休む準備を始めたくらいで起こされるので、効果がないと思われます」


「逆に30分以上になると、悪影響が出始めます。まず、起きた時に頭がぼんやりします。そのため、シャキッとするまで時間がかかります」


「確かに脳も体も休めますが、体が起きるまで時間が必要になります。それに、夜間の睡眠の質にも影響が出始めます」


「夜に眠れなくなるので、30分以上の睡眠には気を付けましょう」


「さらに長く、60分のお昼寝をした場合は、より一層起きるのが辛くなります。深い睡眠に入っていることもあります」


「体は完全に寝るモードになっています。夜の睡眠に影響が出るのは確定的でしょう」


「他の研究では、60分の睡眠でメタボになる確率が50%上がるという結果も出ています」


「睡眠は少なくてもダメですが、多くてもダメなんです。睡眠でも程ほどが一番なんですよね」


「お昼寝の効果は実際に眠らなくても、目を閉じているだけでも発揮されます。眠れない場合は目を閉じて、ゆっくりしましょう」


「眠れるなら、眠ってください。お昼休みは、昼食後にお昼寝を10分~20分してください。午後のスッキリ具合が段違いですよ」


「そうそう、ひとつオススメがあります。お昼寝の前にコーヒーを一杯ぐいっと飲んでください。この行為をコーヒーナップと言います」


「カフェインの効果が効き始めるのが20分後くらいです。起きた時に覚醒作用が力を発揮してくれます」


「カフェインには疲労物質であるアデノシンをブロックしてくれる働きがあります。覚醒と同時に疲労を除去してくるのでオススメです」


「コーヒーでお昼寝の効果がブーストされます」


「読者様もコーヒーが嫌いじゃないならお試しあれ」


「んじゃ、今回のまとめです。お昼寝をすると、集中力、注意力、計算能力、論理力などの機能が上がるよ」


「健康にもなれるし、普段からよく寝ている人でも効果があるよ」


「お昼寝の最適な時間は10分~20分だよ。効果を高めたかったら、お昼寝の前にコーヒーを一杯飲んでね」


「ただ、お昼寝のしすぎは悪影響があるから、寝過ぎないようにね」


「私も読者様の睡眠ライフが改善することを心より願っております」


「ということで、今回は『午後もバリバリ働ける昼寝のススメ』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。質問やリクエストも待ってまーす」


「それでは、次回の『疲れやすい原因と対策法が判明した件』で、またお会いしましょう。バイバーイ」



参考文献

『When 完璧なタイミングを科学する』ダニエル・ピンク著(講談社 2018年)

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