029_研究でベストファッションの組み合わせがわかりました #見た目 #服装
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『研究でベストファッションの組み合わせがわかりました』のお話をするよ」
「では、よろしくお願いします」
「読者様はファッションセンスに自信がありますか? もし、おありなら何を基準に服を選んでいますか?」
「服を選ぶのって大変ですよね。毎日何を着るべきか自問します」
「服装というのは、自分のアイデンティティを主張する要素です。仕事に行く時にだらしない格好はできません。デートに行く時にダサい格好をしていては百年の恋も冷めるでしょう」
「そうなんです。服選びはとても大事なんです」
「女性は服選びに生涯で約287日を費やしているという結果もあります」
「だからこそ、ノースカロライナ大学はどのようなファッションが好まれるか研究したのです」
「ありがたいですね。最低限のファッションセンスを身につけれるかも、ということです」
「今回のお話で、読者様の服選びの時間が少しでも短縮したら幸いです」
「それでは研究内容の紹介です。実験を行ったのは先も申した通り、ノースカロライナ大学です。研究者は239人の参加者を集めました」
「参加者の年齢は平均35歳です。その内、69%が女性でした」
「参加者には紳士服と婦人服、要は男性服と女性服です。それらの服を30種類の異なる色を組み合わせて見てもらいました。服と色の組み合わせを5段階で評価してもらいました」
「服の種類は少ないので、今回の研究では色彩でどのように感じるのかを調べたのです。どの色の組み合わせが、オシャレか判定してもらったのです」
「集めたデータを分析した結果、完全に均一でも完全に異なる色の組み合わせは選択しないでください、と結論を出しました」
「ちょっと分かりにくいので、平たく言うと、似たような色合いの服装はダサい。逆に色が違いすぎてもダサい、ってことです」
「はっきり言いますと、『適度に色を混ぜているのがいいよ』ということです。男女共にこの傾向が確認されました」
「なんということでしょう。ファッション雑誌で言われていることが、やっぱり最高なことが、実験で証明されました!」
「具体的に説明すると、濃い緑と薄い緑を合わせるとオシャレと評価されましたが、ホワイトとグレーを組み合わせるとイマイチでした。明るい緑と薄い紫を組み合わせるような、完全に異なる組み合わせもダサいと思われました」
「ファッションの歴史は長いですから、改めて実験するまでもなかったですね。ほどほどに遊ぶのが一番です」
「残念なことに今回の研究から、アドバイスらしい、アドバイスはできません」
「とはいえ、ほどほどがファッションの唯一の正解でもないです。ファッションというのは、時代や文化、デザインや流行などの多くの要因があります。色合いだけでは決まりません」
「研究者もファッションのスタイルには2種類あると述べています。一つは完全に統一されたファッションで、同じ色でまとめたものです」
「もう一つは、注目を集めるためのファッションです。その場合は最大限に色の統一感をなくした、ポップと呼ばれるものです」
「このように、奇抜なファッションが時代地域で流行ったりすることもあります」
「私から言えるのは、ファッションに正解はない、という無難な答えですね」
「うーん、読者様には申し訳ないですがファッションの正解はご自身で見つけてください。私には荷が重かったみたいです」
「そうそう、研究者はですね、好まれる服装にゴルディロックス理論を引き合いに出しています」
「ゴルディロックス理論はですね、童謡から拝借した言葉でして、物語に登場するゴルディロックスという少女が、3種類のお粥を味見します。熱すぎるのも冷たすぎるのも選ばれず、ちょうどいい温度のお粥が選ばれる、というお話です」
「簡単に言ってしまえば、極端なものは選ばれず、ほどほどのものが選ばれるという概念です、日本では松竹梅の3種類があると、真ん中の竹が選ばれやすいとされる法則です」
「ゴルディロックス理論は様々な分野で適応されています。そのため研究者も引き合いに出したみたいです」
「研究者は、『単純さと複雑さ、秩序と無秩序のバランスを取ろうとする性質が、美的判断に反映された』とコメントしてます」
「最適な心理状態を保つためにも、仕方ありません。単調な音楽はつまらないし、複雑な音楽は頭が疲れます」
「人間は進化の過程でほどほどが好きになったみたいです」
「今回の研究では色合いしか調査していませんが、ゴルディロックス理論が適応されるなら、デザインにも同じことが言えるでしょう」
「つまり、シンプルなデザインも複雑なデザインも好ませません。少しだけ主張するようなデザインがオシャレと思われるでしょう」
「それでは今回のまとめです。似たような色の組み合わせと色が違いすぎる服装はダサいと思われる。ほどほどの色の組み合わせだとオシャレと思われる」
「今回の研究では巷で囁かれているファッションセンスを確認する内容でした。センスを磨きたい人はファッション雑誌の購読をオススメします」
「読者様がファッションセンスに自信がないなら、服装がシンプルなら、一つずつ色を足していって反応を見ましょう。逆に派手なら、色を抜いていきましょう」
「ファッションセンスがある人に見てもらって、最適を探しましょう」
「私もシンプルな服装を好むので、アイテムを一つ足して複雑さを出そうと思います」
「一度答えを見つけたら、後はその応用でなんとかなります。それに、多少服装がおかしくても、相手は気づきません」
「ぶっちゃけ、ファッションセンスなんてなくても生きていけます。すっぱり諦めるのもありです」
「ということで、今回は『研究でベストファッションの組み合わせがわかりました』のお話でした。読者様考になれば、私はとても嬉しいです」
「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」
「それでは、次回の『つい買ってしまうを減らす』で、またお会いしましょう。バイバーイ」
参考文献
The Science of Style: In Fashion, Colors Should Match Only Moderately
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます