026_お金持ちってどんな人? #お金 #性格
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『お金持ちってどんな人?』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様はお金が好きですか? 私は好きです」
「お金持ちになりたいと思ったことの一度や二度はあるでしょう。ですが、お金持ちが一体、どのようなことをしているか知っている人は少ないでしょう」
「知っているということは、自身がお金持ちか、知り合いにお金持ちがいることになります。羨ましいです」
「そんなお金持ちについてお話ししたいと思います」
「今回は日本の富裕層を対象にアンケート調査を行った研究を紹介します」
「まず、富裕層の定義からお話しします。トップオブトップは超富裕層と呼ばれ、世帯の金融資産が5億円以上の層です」
「資産5億円とは桁違いです。業績が芳しくない上場企業より資産価値が上ですね。豪邸に住んだり、ビルを所有していたり、一目でお金持ちと理解します」
「続いて、富裕層になります。こちらは世帯の金融資産が1億円以上5億円未満になります。一般的にイメージするお金持ちがこの辺りかと思います」
「ちなみに、生まれた世代で富裕層は新世代と旧世代に別れます。1946年以前に生まれた人は旧世代、1947年以降に生まれた人は新世代となります」
「富裕層の下には準富裕層がいます。世帯の金融資産が5000万円以上1億円未満です。お金持ちより、小金持ちという感じでしょうか」
「一般人より、お金を持っているけど、派手派手しい生活はできないくらいですかね」
「さらに下がアッパーマス層です。世帯の金融資産が3000万円以上5000万円以下です。実はこの層が結構生活が苦しいみたいです」
「子供をいい学校に入れるために無理したり、習い事をさせたりしてカツカツな生活を送っている場合もあるとか」
「ママ友に侮られないように、高級品を身につけて散財する家庭も多いらしいです」
「アッパーマス層の下にマス層がいまして、こちらは世帯の金融資産が3000万円未満です」
「ここまでくると、初見では一般人と見分けがつかないです。ちょっと趣味にお金かけてるなー、くらいにしか思わないでしょう」
「富裕層に関するイメージは私の独断ですよ。エンターテイメントとして面白くするためのスパイスです。真面目に受け取らないでね」
「様々なお金持ちがいる中、今回は年収が1億円以上、年間の納税額が3000万円以上の富裕層をターゲットにしています」
「つまり、成金や小金持ちを省いた、ガチの富裕層を対象にした調査なんです」
「いいなー、私もこの研究の調査対象に入りたい!」
「ごほん、えー、私の懐事情はさておいて、お金持ちの話に戻りましょう。今回の調査では、お金持ちは2種類に分類できるとのことです」
「まずは、企業の経営者です。これは納得ですね。会社の社長がお金持ちなのは想像に難くないです」
「学歴も様々で、高卒から、有名大学まで幅広いです。実に、平均して約72億円の資産を保有しているそうです。ちょっと想像ができないくらいの額です。目の前に見せられたら、足がガクガクでしょうね」
「とはいえ、経営が思わしくないと、借金で首が回らなくなるデメリットを乗り越えているのですから、これくらいのメリットは受け取って当然です」
「二つ目のお金持ちは、代々資産を受け継いだお金持ちです。オールドリッチとも呼ばれます」
「代表例は医者です。祖父や父親の代から医者の家系は多いようです。高級車や別荘を所有する傾向があります」
「『おじいちゃんが別荘持ってるから、休みの日に行かない?』みたいなイメージでしょうか? 偏見ですかね?」
「医者の他にも政治家の家系も資産を受け継いでますね。政治家にはよく2世や3世が蔓延ってますから」
「さらにですね、お金持ちを消費行動の傾向から4種類に分類できます。消費の幅と顕示欲の強弱の二軸を使います」
「消費の幅とは、気分の赴くままたくさんのものを買うか、特定の分野だけに限定して買うか、ということです」
「顕示欲は見せびらかすか、自分だけで満足するかです」
「消費の幅が広く顕示欲も強いと『黒リッチ』と呼ばれます。クレジットカードはブラック一択で、ブランド品や高級品を好みます」
「お金をかけていることを見せびらかすので、お金持ちと認識されやすいです」
「続いて、消費の幅は広いが、顕示欲が弱いタイプは『隠れリッチ』と呼ばれます。派手な印象はありませんが、お金に余裕があります。見せびらかすことがないので、お金持ちと認識されない傾向にあります」
「限定的な消費行動をして、顕示欲が弱いタイプは『守リッチ』と呼ばれます。派手な買い物はせず、堅実な買い物をします」
「面白味はありません。その代わり、資産が減ることも少ないです」
「最後に顕示欲が強くて、限定的な消費をする『一点リッチ』です。このタイプは自分の確固たる信念に基づいてお金を使います」
「たとえば、服は着られるなら何でもいいが、時計だけは出し惜しみなく高級品を身につけている、などです」
「自分の好きなものにお金をかけますし、自慢もします。お金持ちとして認識されやすいです」
「特定の分野に異常なこだわりがあって、それを見せてくる人がいたら、その人は一点リッチタイプです」
「どうでしたか? 今回は日本にどのようなお金持ちがいるか、お話させていただきました」
「自分はこのタイプだな、知り合いにあのタイプがいるな、など思い当たる節はあるでしょうか?」
「それとも、全然当てはまらなかったでしょうか?」
「こんなお金持ちがいるんだ、と軽い気持ちで受け止めてくれたら幸いです」
「では、まとめです。お金持ちは自分で頑張って経営者になった人と、代々お金持ちの家系に生まれた人の2種類いる」
「お金持ちのお金の使い方は、消費の幅と顕示欲の二軸で4種類に別けられる。『黒リッチ』『隠れリッチ』『守リッチ』『一点リッチ』です」
「この中に、読者様のなりたいタイプや反面教師にしたいタイプはいましたか? 今後の資産形成に役立ちましたか?」
「ということで、今回は『お金持ちってどんな人?』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」
「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」
「それでは、次回の『お金を得ると代わりに失うものがある』で、またお会いしましょう。バイバーイ」
参考文献
Affluent Marketing Study in East Asia
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