023_効果的な読書の進め方【最後まで読める】 #読書

「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『効果的な読書の進め方』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は読書をしている時にもっと効果的に読書をしたいと思った経験はありませんか?」


「私はあります。そのために、効果的な読書方法を調べたこともあります」


「速読というのは科学的に不可能と結論は出ていますが、読書の効率を高めることは不可能ではありません」


「効果的な読書に関するお話をしたいと思います。イギリス人医師のアリ・アブダル氏は効果的な読書についてまとめてくれています」


「それでは、始めたいと思います」


「まず、読書の目的を設定する必要があります。目的には3種類あり、『楽しむため』『情報を得るため』『理解するため』のいずれかです」


「それぞれについて説明します。『楽しむため』の読書は、何も考えず、ただストーリーに没頭する本です。自分をリラックスしたり、読んだ後に気分がスッキリする読書、ストレス発散に繋がる本が、この目的に当てはまります」


「続いて『情報を得るため』の読書は、仕事上で必要な知識を得るため。旅行先について調べることも情報を得る読書になります」


「『理解するため』の読書は、物事を理解するための読書です。未知の知識を得たり、新しい概念に触れたりする読書です。難しい読書でもります」


「この目的の読書は、挫折する理由でもあります。受け入れがたい内容や難解な内容のため、読破を諦めてしまいす。ですが、人として成長するためには必要なステップでもあります」


「目的を決めると読書に取りかかりやすい、とアドバイスしてくれています。確かに、目的もなく漫然と読み進めてもモチベーションは湧かないですよね」


「なので、本を購入する前に何のために読書をするのか決めましょう。目的もなく読み始めたら、知識の使い道がないので最後まで読み通すのは難しいでしょう」


「意味のないことを続けられるほど、人は強くありません。目的が見つからないようなら、読む必要のない本だと言えます。無駄な読書に時間を使わないためにも、最初に目的を決めましょう」


「私からもアドバイスです。読んでいる途中で目的を忘れることがあります。栞に読書の目的を書けば、本を開くたびに目的を思い出せます。モチベーションの低下を免れるでしょう」


「とはいえ、読書の目的が『楽しむため』なら、わざわざ設定する必要はありません。楽しいことは勝手にできます」


「『知識を得るため』では目的の設定するべきでしょう。自分が嫌々してるようではモチベーションは上がりません。ゴールが見えていれば、最後までやり遂げれるでしょう」


「問題は『理解するため』の読書です。はっきり言いまして、新しい知識を知りたいけど、難しいから挫折してしまいます」


「私も内容が難しすぎて、途中で本を投げ出したことがあります。ですが、それは読み方が間違っていたからなんです」


「正しい手順で読み進めていけば、読書は難しくないのです。読書の行程を4つのステップで説明します」


「この行程をマスターして、読書を効率よく進めましょう」


「まずは基礎です。当然ですが、基礎を知らないのに応用から始めることはありませんよね」


「たとえば、サッカー選手になりたいとサッカーを習い始めたとします。いきなり、バロンドールを受賞するような選手のプレイは真似しませんよね。最初はドリブルやリフティングから始めます」


「読書も同じです。基礎から始めないと、読めないのは当然なんです。ですが、この当たり前を知らない人が大勢いるのです」


「ですから、最初はバカバカしくても基礎から学びましょう。最初はできることから始めないといけません」


「初心者向けの本で基礎が身についたら次は中級者向けになります。ここでは精査する必要があります」


「本全体の流れを把握して、著者の意図を考えてください。タイトルやあらすじからどのような本か把握してください。目次で気になる見出しをチェックしたり、数ページ読んでおおまかに把握しましょう」


「この段階では、熟読する必要はありません。あくまで、どのような内容が書かれているか把握するに留めます」


「もし、この時点で気になる見出しがなければ、読む必要はありません。理解したい内容がないということです」


「精査が終われば分析です。気になった部分を熟読したり、著者が何を主張しているのか、詳細はどうなっているか、信憑性はあるか、を確認してください」


「自分の知りたかった知識を得られたか確認してください。得られたら望み通りの本です。予想以上に面白かったら良本です。逆に得るものがなかったら、ハズレとなります」


「1冊の本を読破しても読書は終わりではありません。最後に比較が必要です。1冊の本から得られる知識は片寄っている可能性が否定できません。なので同じジャンルの別の本を読みましょう」


「別々の本の知識を結びつけることで、そのジャンルに対する知識が深まります」


「読む際は奇数にすることを私はオススメします。偶数だと、意見の対立が起こった際に多数決を取れません。どちらの主張が正しいか判断するためにも同数に割れないように奇数冊読みましょう」


「アリ・アブダル氏は読書を続ける方法も紹介しています。まず意欲を持つことです。最初は好きな本を読んで読書に対するモチベーションを高めましょう」


「次に簡単に読めるようにしましょう。読書するのに準備がいる環境を撤廃しましょう。読みかけの本は机の上にそのまま放置しましょう。電子書籍リーダーを使って手間を極限まで減らしましょう」


「私も手が届く位置に本棚があります。読みかけの本はページを開いたまま放置しています。簡単な読書に打ってつけです」


「後ですね、読書の技術は常に見直しましょう。思いついたアイデアがあったら試しましょう。読書スピードの向上は、読書が楽しくなります。是非お試しください」


「では、今回のまとめ。読書に取り組む際は目的を決めよう。目的とは『楽しむため』『情報を得るため』『理解するため』のいずれかです」


「読書を最後まで続けるために基礎、精査、分析、比較をしましょう」


「読書を続けるためには意欲を持つこと、簡単に読めること、読書の技術を見直すこと、に気をつけましょう」


「これらのテクニックを使えば、読書が苦ではなくなります。また、必要な分を必要な量だけ、抜き出せるので読書効率が上がります」


「読者様の読書ライフが満ちますように」


「ということで、今回は『効果的な読書の進め方』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」


「それでは、次回の『目標を教えると目標から遠ざかる』で、またお会いしましょう。バイバーイ」



参考文献

The Art of Reading More Effectively and Efficiently

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