010_【侮るな!】散歩のメリットを解説します #運動
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『散歩のメリットを解説します』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様は散歩をしてますか? 私は朝に毎日30分してます」
「え? 『そんな時間はない』ですか。それはもったいないです。散歩が健康にいいというのは読者様も一度は耳にしたことがあると思います」
「ですが、散歩には他にもたくさんのメリットがあるのです。散歩しないと損ですよ。超損です」
「たがが散歩と侮っていませんか? 私の話に最後まで付き合ってくれたら、その考えは変わると思います。ですので、時間の許す限りお付き合いをお願いします」
「臨床心理士のジェイド・ウーさんは自身が多くの仕事を引き受け、体調を崩していました。さらには燃え尽き症候群にかかるなど、メンタル面でも最悪でした」
「そんなある時、犬を連れて散歩をして改善した経験から、散歩の重要性を認識しました。そこで、散歩のメリットを5個まとめるてくれました」
「つまりですね、自身も散歩によってメンタルが改善した経験を持つのです。研究者であり、被験者でもあるのです!」
「端的に言って最強ですね。科学は自分で試して、なんぼですから」
「そんなジェイド・ウーさんがまとめてくれた散歩のメリットを紹介します」
「メリットその①、『怒りが減る』です」
「家族と喧嘩して、家を飛び出した経験はないでしょうか? それは本能なんです」
「2006年の研究では、被験者に4週間毎日散歩をしてもらいました、すると、被験者の心拍数は遅くなり、怒りや敵意を感じることが減ったそうです」
「つい、カッとなって家を飛び出すのは、歩くためなんです。歩くことで怒りが静まり、冷静な判断ができるようになります」
「家族や恋人と口論して家を飛び出しても、家に帰ってくる頃にはケロッとしていること、ありますよね。不可解に思ったこともあるでしょう、それは歩くことで怒りが静まったからです」
「待っている方はヤキモキしますが、歩いている方はスッキリしているのです。喧嘩したら、歩きましょう」
「これは怒りのコントロールにも役立ちます。会社で嫌なことがあったら、まっすぐ家に帰らずに遠回り(さんぽ)しましょう。家族に当たると喧嘩の原因になります」
「大事な人を嫌な気分にさせないためにも散歩をしましょう」
「メリットその②、『気分が落ち込まなくなる』です」
「座っている時間が長い少数民族を対象にした2008年の研究では、参加者にできる限り歩くように促しました。わずか2ヶ月後には気分の落ち込みが大幅に改善しました」
「この結果に『このような単純な治療法は注目に値します』とコメントしています」
「最近では、うつ病の治療に散歩を取り入れている医者もいるそうです。歩くことで精神的な安定が手に入るなら、こんな簡単な手段はないです」
「体の健康だけでなく、心の健康も改善してくれるのが散歩です。散歩すごい」
「では、メリットその③、『疲れにくくなる』です」
「読者様の中には『運動したら余計に疲れるだろう』とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。ですが、疲れの原因は動かないことなのです」
「同じ姿勢のまま作業を続けるようになったのは人類史では近年のことなんです。人間の体は大昔から、動き回るように設計されているのです」
「男性は食料を確保するために獲物を狩りに行きます。女性は食料を加工したり、保存食を作ったりしていました。子育てもあります」
「こうやって人類は長い期間をかけて動き回る習慣を身につけたのです」
「ですので、机にかじりついて、同じ姿勢を続けられるようには人類はまだ進化していないのです」
「散歩による適度な運動が、人間の本来の機能を呼び覚ますのです」
「疲れる原因は動かないこと。忘れないでください」
「続いて、メリットその④、『マインドフルネスな状態になれる』です」
「マインドフルネスとは目の前の状況に注意を向けていることです。要は脇目も振らずに集中しているということです」
「散歩には集中力を高める効果もあるとされています。森林浴をすると免疫力が上がり、ストレスの軽減が認めされています」
「イギリスの研究では、歴史的な建物や植物園などの自然がある場所に週に一回訪れると、ストレスの軽減の他に自尊心が高まると報告されています」
「ただ散歩をするのではなく、自然の中を散歩したり、趣のある建物を訪れることで、より一層散歩の効果が高まります」
「同じコースで散歩を続けていますと飽きます。そのため、私は散歩のコースを複数用意しています。気分によって自然の中でリフレッシュするか、歴史的な建物を訪れて畏敬の念を感じています」
「既に散歩の習慣がある人は一度、散歩コースを変えてみてはいかがでしょうか?」
「ついに最後ですね、メリットその⑤、『睡眠の質が上がる』です」
「人間に限らず、睡眠は生き物にとって大事な要素です。心身の健康のためには睡眠は欠かせません」
「研究でも証明されています。55歳以上の女性にルームランナーで50分間歩いてもらった所、2日間に渡って睡眠の質が上がっていることが確認できました」
「若者を対象にした研究もあります。2020年の研究では、19歳~36歳に1日1時間歩く生活を4週間続けてもらいました」
「すると、驚きの結果が出ました!」
「睡眠の質が上がるのはもちろんですが、睡眠時間も大幅に伸びました」
「効果はそれだけではありません。睡眠障害に悩まされる頻度が減って、睡眠薬の使用量も減ったのです」
「夜、眠れなくて睡眠薬に頼っている人も少なからずいると思います。そんな読者様は散歩しましょう」
「薬は長く使っていると耐性ができて、効き目が弱くなったりします。睡眠薬の使用について再考してみてはいかがでしょう」
「ただし、お医者様から指示されている場合は従ってください。もしくはお医者様と相談して量を決めてください。素人判断は危険です」
「私はあくまで知識の提供だけです。申し訳ありませんが、責任は取れません。自己責任でお願いします。……さらりと責任逃れしときます」
「散歩の効果は絶大です。時間を見つけて歩きましょう」
「それではまとめです。散歩のメリットは
その①、『怒りが減る』。
その②、『気分が落ち込まなくなる』。今
その③、『疲れにくくなる』。
その④、『マインドフルネスな状態になれる』。
その⑤、『睡眠の質が上がる』。
の5個です」
「私も読者様が散歩をして、心身共に健康でいられることを願っております」
「ということで、今回は『散歩のメリットを解説します』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」
「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」
「それでは、次回の『睡眠の質を高める夜の行動』で、またお会いしましょう。バイバーイ」
参考文献
5 Psychological Benefits of Walking
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