007_食べすぎは無意識が原因【食事量を減らすテクニック5選】 #食事
「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『食べすぎは無意識が原因』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様はついつい食べすぎてしまうことはありますでしょうか?」
「昨今では食事量を減らすことが健康に繋がると喧伝されていますが、実践されていますでしょうか?」
「いきなり一食を抜いたり、食べる量を大幅に減らすのは難しいと思います。なので、食事量を減らすテクニックを5選紹介したいと思います」
「え? 『太ってないから必要ない』ですか。なるほど。わかりました」
「では、今現在太っていなくて、食べすぎてもいない人は今回のお話はスルーしてください。わざわざお話に付き合っていただく必要はありません」
「今回のお話はついつい食べすぎてしまう人、食事量を減らしたい人に向けてのお話です。自分に当てはまらないようならブラウザバックをお願いします」
「それでは本題に入ります。今回ご紹介するのはコーネル大学食品ブランド研究所ブライアン・ワンシンク博士の研究です。博士は後悔するような食事を行う無意識のプロセスを何年も研究してきました」
「そんな博士が食べすぎないための戦略を5個考案してくれました。順番に説明したいと思います。それでは早速いきましょう」
「テクニックその①、現在使用しているお皿より、一回り小さいお皿に変える、です」
「大きいお皿と小さいお皿に同じ量の食事を盛りつけると、小さいお皿に盛りつけた方が量が多いと錯覚します」
「人間はですね、お皿一杯の量を食べると満足します。ですが、大きいお皿に盛りつけて隙間が空いていると、実際より食べた量を少なく感じます」
「同じ量でも満足できなくなるのです。満足できないから、余計に食べてしまいます」
「二回り小さいお皿を使用して、山盛りに盛りつけると一杯食べた感覚を得られると思います。お皿を変えるだけですので、今日からでもできます」
「大きいお皿は食器棚の奥にしまって、小さいお皿を手前に持ってきましょう」
「大きいお皿だと、ついつい多く盛ってしまうことも確認されています。シリアルを箱から取り出してお皿に移す際、『小さいお皿だと移す量が少なくなる』とブライアン・ワンシンク博士は述べています」
「無意識に食べる量を減らせます」
「続いてテクニックその②、『食事中にテーブルにある食べ終わったお皿を片付けない』です」
「食事中にお皿を片付けてしまうと、自分がどれだけ食べたか視覚で把握できません。お皿がないと食べた量を少なく見積もってしまい、食べすぎてしまいます」
「ブライアン・ワンシンク博士はお腹ペコペコの大学生を集めて実験しました」
「学生にチキンを食べてもらいました。ウエイトレスがテーブルを片付けるグループと片付けないグループの二つに別けました。それで、食事量に違いが出るか調べました」
「結果、テーブルを片付けたグループでは一人あたり平均7個のチキンを食べたのに対し、テーブルを片付けなかったグループでは平均5個となりました」
「食べ盛りの学生ですから、テーブルのお皿にかかわらずお腹一杯まで食べそうですが、結果はチキン2個分の差がつきました」
「お皿がテーブルに残っていると、新たに料理を並べるのも難しくなることも関係しているかもしれません」
「ともかく、視覚的な要素は見過ごせないです。片付けは最後にまとめてやりましょう」
「さて、読者様はお菓子を食べる時に袋に手を突っ込んで直接食べますか?」
「それ、ダメです。テクニックその③、『お菓子は袋から取り出して、お皿に盛りつける』です」
「このテクニックも前の2個と同様です。袋から直接食べると、どれだけ食べているのか把握できません。食べている量の認識が甘くなるので、ついつい食べすぎてしまいます」
「これは私も経験があります。スナック菓子を半分だけ食べようと思っていたのですが、いつの間にか8割を食べていました。そこで止めればいいものを、中途半端に残すのはよくないと、最後まで食べきってしまいました」
「途中で止めていれば、少なくとも残りを食べることはなかったのですが……」
「ううん、ごほんごほん。お菓子は食べる分だけ、お皿に移して食べましょう。最初に量を決めたら、その量で満足できるようになります
「ついつい食べすぎるのはよくないですからね。袋から直接食べるのは控えましょう」
「テクニックその④、『大勢で食事をする際は一番食べるペースが遅い人に合わせる』です」
「恐ろしいことにですね、一人で食事をする時より、誰かと一緒に食事をすると普段より食べすぎてしまうのです。その量は実に35%増です」
「なんとですね、7人以上で食事をする場合は平均して2倍も多く食べてしまうのです。本当に恐ろしいですね」
「読者様も友達や同僚と食事をして、食べすぎた経験に心当たりはありませんか? 食事の帰りに膨らんだお腹を擦って、吐き気と戦ったことがあるでしょう?」
「え? 『友達から誘われたことがないから、経験がない』……ま、まあ、これからですよ。今からでも友達はできます。頑張ってください、応援してます」
「グループでの食事は長時間になるので、その分食事も増えてしまいます。ですから、食事はできるだけ遅くに始めて、ゆっくり食べるように心がけてください」
「特に満腹中枢が仕事をする前に食べ終えることがないようにしましょう。私も友達との食事の際は、最初にがっつりサラダを食べてお腹を一杯にしたりします」
「また、お皿の上を空にすると、別に食べたくないものにも手が伸びてしまいます。少量だけ残しておくと、わざわざ新しい食べ物を取らなくなります」
「グループでのお食事の際は、お喋りに夢中になるのもありですね。花より団子だけは避けましょう」
「それでは最後、テクニックその⑤、『自分の判断を信用しない』です」
「ほとんどの人は食べた量をかなり少なく見積もります。特に健康な料理を出すレストランでは顕著に表れます」
「ファストフードと健康的なレストランのそれぞれの摂取カロリーがどのくらいだったか質問すると、ファストフードでは実際より25%低く見積もり、健康的なレストランでは実際より3分の1と予想しました」
「健康的な食事が必ずしもカロリーが低いことはありません。健康的=低カロリーと思い込んでいる人が多いのが、この結果の一因のようです」
「これらの結果を踏まえて、ブライアン・ワンシンク博士は『摂取カロリーを2倍にすると正確になる』とアドバイスしています」
「常に食べすぎた、と思うくらいで丁度よさそうですね」
「今回の結果をまとめますと、
その①、『現在使用しているお皿より、一回り小さいお皿に変える』。
その②、『食事中にテーブルにある食べ終わったお皿を片付けない』。
その③、『お菓子は袋から取り出して、お皿に盛りつける』。
その④、『大勢で食事をする際は一番食べるペースが遅い人に合わせる』。
その⑤、『自分の判断を信用しない』。
この5個です」
「どれか一つでも構いませんので、実践しましょう。知識は溜め込んでいても意味はありません」
「読者様が食事量に気をつけて、健康的な生活を送ることを私も心から望んでおります」
「ということで、今回は『食べすぎは無意識が原因』のお話でした。読者様の参考になれば私はとても嬉しいです」
「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます」
「それでは、次回の『大人が友達を作るヒント』で、またお会いしましょう。バイバーイ」
参考文献
Five Ways To Trick Yourself Into Eating Less
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