006_頭を良くしてくれる偉大な食材 #食べ物 #知能

「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『頭を良くしてくれる食材』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は『記憶力を上げたいけど勉強は面倒だな』と思ったことはありませんか?」


「そんな読者様に朗報です。食べるだけで認知機能の改善が見込める食材があるのです。どうです、知りたくないですか?」


「え? 『どうせ簡単には買えない食材なんでしょ』ですか。いいえ、そんなことはありません。コンビニやスーパーで売っています。値段もお手頃の商品です」


「もったいぶっても仕方なので答えを言いますね。その食材とはーー」


「ーーナッツです」


「コンビニでもスーパーでも売っているナッツが、なんと認知機能を改善してくれるのです」


「しかも毎日10gで構いません」


「つまり、ナッツを毎日食べれば認知機能の低下を免れるのです」


「それでは観察研究の内容を紹介したいと思います」


「南オーストラリア大学はですね、4822人の55歳以上の中国人を集めて認知機能を計るテストを受けてもらいました」


「認知機能とは、頭の回転の早さや、柔軟な発想、新しいことを受け入れる能力のことです。認知機能が衰えますと、デマを信じやすくなったり、正しい判断ができなくなります」


「認知機能の低下を一言で表しますと『頭が悪くなる』ということです」


「さて、実験の参加者はですね、認知機能のテストを1991年から2006年まで定期的に受けてもらいました。研究者は食習慣と照らし合わせて、脳機能の低下との関連性を調べました」


「分析の結果、ナッツを毎日10g食べていると加齢による脳機能の低下を40%も遅らせると判明したのです」


「たったの10gでこの効果が得られるのですから、食べない手はないです」


「ナッツをまったく食べない人と比較した場合は最大で認知機能の低下を

60%も遅らせると判明しました。これは、およそ2年若返るに等しい効果です」


「参加者が食べていたナッツの種類は特に関係ないようで、どんなナッツでも認知機能の低下を遅らせると報告しています」


「もっとも食べられていたのはピーナッツで、全体の17%だったそうです。たくさんある中で17%ですから、かなりのシェアですね」


「読者様もピーナッツを食べて、認知機能の改善に努めましょう」


「ピーナッツ以外でもクルミやアーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツなどあります。選択肢は豊富ですので、ローテーションすれば毎日でも飽きずに食べれると思います」


「え? 『若いから大丈夫』ですか。いいえ、若さに甘えてはいけません」


「一般的にですね、脳の機能は30歳を越えると低下が始まります。20代でも油断はいけません。予防のためにも摂取をオススメします」


「何もしていない人の脳は年に1%縮むと言われています。対策は早めに行いましょう」


「ナッツには、良質な脂質やタンパク質、さらには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるのに打ってつけです」


「別の研究では、体の若返りや病気のリスクを減らす効果が報告されています。ナッツは食べて損がない食材です。ただ、カロリーは高いので食べ過ぎは禁物です」


「特にクルミは高カロリーで、1粒で27kcalもあります。食べ過ぎには注意です。ですがーー」


「ーー摂取量さえ守っていれば最強の食材、それがナッツです。用量用法を守って食べましょう」


「ナッツの種類は読者様の自由に決めてもらって構いませんが、ナッツを選ぶ際に気をつけていただきたいことがあります」


「無塩かつ味のついていないものを選んでください。塩や糖質は、せっかくのナッツの効果を減らしてしまいます。できる限りプレーンな味を選びましょう」


「小分けにされたミックスナッツも売っていますので、一度検索してみてください」


「いちいち食べる量を計ってられないせっかちさんは、手のひらに軽く乗るくらいを目安にしてください。アーモンド1粒がだいたい1gですので、9粒~10粒を目安に食べてみてください」


「ちなみにクルミは1粒4g、カシューナッツは1粒1.5g、マカダミアナッツなら1粒2gです。あくまで目安ですが、参考までにどうぞ」


「では、今回のまとめです。ナッツを毎日食べる人は認知機能の低下を40%遅らせることができる。その目安は10gです」


「しかもナッツの種類は問わないとのことです。読者様もナッツを食べる習慣を身につけてはいかがでしょうか」


「ということで、今回は『頭を良くしてくれる食材』のお話でした。読者様の参考になれば私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます」


「それでは、次回の『食べすぎは無意識が原因』で、またお会いしましょう。バイバーイ」



参考文献

Higher Habitual Nuts Consumption Is Associated with Better Cognitive Function among Qatari Adults

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