その2)女の子修行

 試着室に入って来た兄さんは、僕の姿を見るなりポカンと口を開けたかと思うと、今度はヘアタイを付けた頭のてっぺんからニーソックスを履いた足のつま先まで、何度もジーーッと視線を移動させてるみたい。


 やがて、ビッと右手の親指を突き出す。


 「かりん、グッジョブ! 正直見違えたぞ。街ですれ違っても本人とわからんレベルだ」

 「にはは、そうやろそうやろ。まぁ、ウチの見立て半分、残りは本人の素質半分ってトコロやけど」


 え~、そんな言う程かなぁ?


 僕は改めて鏡に向かってみる。

 試着室の鏡の中からは、ヒラヒラのワンピースを着たお嬢様っぽい女の子がコチラを見返していた。


 (う……確かに、ちょっと可愛いかも)


 たとえばこんな娘がクラスに転校してきたら──正直、気にならないと言えば嘘になる。


 「なぁなぁ、雄ちゃん、妹さんの誕生日は明日なんやろ?」

 「ああ、そうだけど」


 ボーッと鏡に見とれてる僕を尻目に、兄さんとかりんさんが話を進めている。


 「せやったらさぁ、このコ、明日までウチに預けてくれへん? 仕草とかしゃべり方とか、ソレっぽく特訓したげるわ」

 「それは構わん──と言うかむしろ助かるが、いいのか? いや、折角の休日の午後に店に来させた俺が言う台詞じゃないが」

 「ええよええよ、おもしろそーやし」

 「それじゃあ頼むが……襲うなよ?」

 「大丈夫やって。ウチは雄ちゃん一筋やから」


 僕が知らない間に、何やら合意がなされているみたい。


 「ほな、行こか、ゆきちゃん」

 「え!? な、何ですか、かりんさん。それにゆきって……」


 かりんさんに声をかけられて、ようやく僕は我に返った。


 「うん、柚樹くん女の子バージョンの呼び名。“ゆうくん”やと雄ちゃんとカブるしな」

 「ハハッ、そいつはいいな、いただきだ。よし、これから、その姿の時のお前は“ゆき”と呼ぼう。漢字は“柚季”だな」

 「ええーーーーっ! て言うか、かりんさん、僕、このまま外に出るんですか!?」

 「うん。心配せんでも、俯いてしおらしいしてたらまるっきり女の子やし、ウチのマンションまで歩いてここから5分程やさかい」


 うわっ、ひょっとして僕、男として絶体絶命のピンチ!?

 助けを求めるべく視線を向けた兄さんも、どこから取り出したのか、小さな日の丸の旗(お子様ランチに刺してあるヤツ?)をヒラヒラ振っている。


 「達者でなー。大丈夫、ホネは拾ってやる。明日の朝、迎えに行ってやるから」

 「そ、そんなぁ~」


 こうして僕は、市場に売られる仔牛のように、かりんさんの部屋へと拉致(本人の意思に反してるから間違いじゃないと思う)されたのでした。


 そして数分後。

 無事(?)かりんさんのマンションに到着した僕は、部屋に着くなり別の服に着替えさせられた。


 先ほどの服と一見よく似た黒のワンピース。ただし、さっきのは膝上3センチくらいのミニだったけど、今度は膝が完全に隠れるくらいのスカート丈だし、半袖の肩の部分が大きく膨らんでいる。


 その上に白いエプロンを着けて、靴下は黒いストッキングに履きかえる。パンツの部分も覆うようなコレは“パンティストッキング”って言うんだって。


 (へ~、ストッキングってこんな感触だったんだ)


 ニーソックスよりも薄くて、足を締め付けてくる感じ。でも、不思議と嫌じゃない。

 最後にエクストテを付けた髪を、緩い三つ編みのおさげにして、白いレースのカチューシャを頭につけて完成──って!


 「これ、メイドさんじゃないですか!」

 「おお、ナイスツッコミ。ゆきちゃん、いいリアクションしてるなぁ」


 ケタケタ笑うかりんさん。


 うぅ~、もしかして、僕に女の子の仕草や言葉使いを教育するってのはタテマエで、ホントはメイドさんが欲しかっただけじゃないでしょうね?


 「ちゃうちゃう。まぁ確かに、こんな可愛いメイドさんにお世話してもらえたら、幸せやろけどな」


 かりんさんいわく、女の子らしい淑やかな立ち居振る舞いを身に着けるのには、人に仕えてご奉仕するメイドさんという職業クラスは最適なんだって。


 で、そのあと僕はかりんさんに言われるがままに、お茶を入れたり、お掃除したり、洗濯物を取り入れて畳んだり──やっぱり、なんかただ働きさせられてるような。


 とは言え、そういう家事をしながら、色々なこと──姿勢だとか、歩き方だとか、スカートの裾さばきだとか、言葉使いだとかを指導してくれたのも確かなんだけどさ。


 「にしても、ゆきちゃん、筋がエエなぁ。初級メイド道はもう免許皆伝やわ」


 初級ってことは中級とか上級があるのだろーか。

 て言うか、そもそもそれって自慢できることなの!?


 「エエやんか、このご時世、メイド技能スキルを持った男のコなんて貴重やで」

 「珍しいからって必ずしも自慢できたり役に立つってことはない気がしますけど」


 まぁ、僕らの家は両親が共働きで不在がちだから、僕も自然と家のお手伝いは一通りこなせるようになってるんだよね。


 「そうかー? ゆきちゃんが休みの日とかにメイドさんしに来てくれるんやったら、少なくともウチは、日給5千円出してもエエで」

 「ご、ごせんえん……(ゴクリ)」


 普通ならアルバイトとか出来ない年頃の僕にとっては大金だ……って、待て待て、流されちゃダメだ!


 「(チッ!)ほな、次はステップ2に行くで。今度は逆の立場の女の子として振る舞ってみよか」


 そこで僕に渡されたのは、オレンジ色のワンピース──と言うかドレス?

 すごくスベスベの生地で出来てる上、フリルとレースとリボンがいっぱいついてて、スカートの丈はくるぶし近くまである。


 袖の肩の部分が膨らんでるのはメイド服と同様だけど、長袖で手首までピッタリと覆うタイプだ。髪型は真紅の大きなリボンでポニーテイルにされた。

 その上、薄くだけどお化粧までされちゃったんだ! 白粉おしろいをはたかれ、眉の形を整えてから、最後に軽く口紅を引かれた。


 それだけで、鏡に映った僕の姿は、「絵に描いたようなお嬢様」に見えた。


 「ふぇ~」


 あまりの落差に開いた口がふさがらない。


 「こらこら、レディがはしたなく口を半開きにするものやないで。さ、そろそろ7時半過ぎやし、近くのレストラン行こか」

 「え!? ちょ、ちょっと……」


 否応もなく、マンションのすぐ目の前にあるフランス料理屋さんへと連れて行かれる。

 幸い(?)、それまでと同様にかりんさんが僕の言動をチェックし、直してくれたから、傍目にも、さほどヘンには見えないだろう。


 ──やってる本人は死ぬほど恥ずかしいんだけどね。


  * * *  


<TeaBreak:かりんちゃんのワンポイントアドバイス>


●メイド編

1.

 言葉づかいはすべて丁寧語で。自分のことは「私」と言いましょう。

 ただし、返事する時、YESなら「はい、畏まりました」、NOなら「申し訳ありません」を頭につけること。どちらの場合も深々とお辞儀すると、より完璧です。


2.

 歩幅は小さく、しずしずと歩きましょう。

 顎は引き気味で、視線も心持ちうつむき加減に。

 手に何も持っていない時は、腰の前で指を伸ばして両手を揃えましょう。


3.

 許しがない限り、椅子などに座ってはいけません。

 部屋の隅もしくは“あるじ”の背後に静かに控えていること。


●お嬢様編

1.

 言葉づかいが丁寧語なのはメイドさんと同様ですが、一人称は「わたくし」に。

 また、語尾に「ですわ」や「かしら」などをつけると、よりそれらしいです。


2.

 背筋をしゃんと伸ばし、視線も真っ直ぐに。

 大股にならない程度に堂々と歩くこと。

 また、必ず相手の目を見て話しましょう。


3.

 「アハハ」などと大口を開けて笑ってはいけません。

 「クスクス」「ウフフ」などと上品に、かつ手で口元を隠すこと。

 「オーホホホホ」は上級者向けなので非推奨。

 また、笑顔の安売りはNGですが、礼を言う際にニッコリするのは効果的です


かりん「これさえ守れば、今日からゆきちゃんは、ぱーへくとや!」

ゆき「え~、本当かなぁ?」

 ……てなやりとりがあったとかなかったとか


  * * *  


 「か、かりんさん、ワタクシ、変じゃありませんこと?」


 人目を避けるようにしてマンションに来た時とちがって、大勢の人の前に堂々と出るって言うのは、さすがに気を使う。


 「全然問題ナッシング! むしろ、こんな可憐なお嬢さん、めったに見られへんよ」


 かりんさんは太鼓判を押してくれるけど、どこまで信用できるものか……。

 ドレスに着替える際、僕は下着まで脱がされて、レースで飾られた純白のショーツ(しかも両脇が紐で結んであるヤツ)と、裾がいくぶん長めの同じく純白のスリップを着せられた。


 さらに、脚には太腿までの白いストッキングを履き、それを薄いピンクのガーターベルトとかいう下着で留めてある。


 (うぅ~、なんだか、微妙にエッチっぽいよぅ)


 その上に、さっき言ったようにオレンジ色の長袖のドレスを着せられ、髪の毛も大きなリボンで後ろで結わえて、オマケにキチンとお化粧までされているのだ。


 確かに、この姿を写真に撮って一週間前の僕に見せても、自分だと思わずにドキドキするかもしれない。それくらい普段の僕とはかけ離れた姿だった。


 とは言っても、やっぱりバレないか気を使う。レストランでは、できるだけおとなしく、お淑やかにふるまったつもりだけど──ちゃんと“お嬢様”に見えてるのかなぁ。


 (ナイスや、ゆきちゃん! 隠しきれないその照れが絶妙のスパイスになって、あたかも「内気な箱入りお嬢さん」的雰囲気を醸し出しとるで!)


 かりんさんは、ニヤニヤするばかりで、その事については何も言ってくれないし。

 まぁ、兄さんや好実の近況とか、ボクの最近読んだ本の話とかの普通の雑談には応じてくれるんだけど……。


 それに、かりんさんは関西出身だからってワケでもないだろうけど、話術が上手い。

 いつの間にか会話と食事(こちらもすごく美味しかった!)に熱中していた僕は、気が付いたら随分と自然に「お嬢様っぽい話し方」を実践できてるようだった。


 「どや、ゆきちゃん、だいぶ慣れてきたんとちゃう?」


 食後のお茶とスイーツを口にしながら、かりんさんがニヤリと笑う。

 「そう、ですわね。確かに、最初みたいにガチガチに緊張はしてませんけど……」


 改めて意識すると、やはり多少は気になるが、それでも最初みたいにビクビクすることはなくなったと思う。


 「OKOK、それで十分や。ほな、そろそろ出よか」


 かりんさんの部屋に帰ってきた僕らは、“特訓”と言う言葉とは裏腹に、しばらくテレビや雑誌を見たり、ふたりで雑談したりと、ごく当たり前の“休日の夜”を過ごした。


 かりんさんいわく、「こういうのは慣れの問題やからな! それにゆきちゃんは筋がエエし」とのこと。


 確かに、レストランから戻って来てからは、床のクッションに座る時、膝を揃えて横に流す、いわゆる横座りの仕方を指導されただけで、それ以後は特に注意もされてない。

 それだけ、僕の”女の子”っぷりが自然になってきたってコトなんだろうけど──思春期のオトコノコとしては何だか複雑かも。


 と、時計が10時半を指す頃、かりんさんが並んで座っていたソファから立ち上がった。


 「さ、ゆきちゃん、最後の試練や。ふたりでお風呂に入ろか」


 ──え?


 5、6年前ならいざ知らず、さすがにこの歳になって、20歳くらいの綺麗なお姉さんとお風呂に入るというのは、謹んで遠慮したい。したいんだけど……。


 「ひ、ひとりで入れますから」


 と言っても、どうやら、かりんさんは許してくれる気は微塵もないらしい。


 「髪の毛──エクステの手入れとかもあるし、明日に備えてピカピカに磨いてあげるさかい、おねーさんに任しぃ」


 結局、家主にして臨時教育係であるかりんさんに僕が逆らえるワケもなく、ただいまふたりで入浴中デス。


 この部屋のお風呂が一軒家並みに広かったことが僅かな救いかも。

 鼻歌歌いながら体を洗ってるかりんさんの方に背を向けて、僕は湯船に浸かっている。


 (それにしても……)


 僕はチラリと湯船の中の自分の体──具体的には股間に目をやる。

 いくら僕が奥手だからって、さすがに6年生、オナニーとか勃起って言葉も事象も知っているし、シた経験もある。


 それなのに、それなりに美人なお姉さんとふたりでお風呂に入ってるってのに、ほとんど堅くもなってないなんて。


 ま、まさか、女の子としての教育を受けてる内に、心まで女になっちゃったとか!?


 (そんな……まさか……でも……)


 「あはは、ウチのこと、一応美人やて思っててくれるんやな。おおきに」

 「!」


 かりんさん、心を読まないでくださいよぅ。


 「フフ、ゆきちゃん、思ってるコトが顔に出すぎやもん。それと、ゆきちゃんのイケナイ部分が反応せんのは、ウチが一服盛ったせいやから、安心しィ」


 かりんさんいわく、レストランでアルコール(白ワイン)を僕の飲み水に垂らしたうえ、さっき飲んだ紅茶にもブランデーが結構入ってたらしい。


 そう言われてみれば、微妙に味が違ったような──心なしか体が火照ってるような気もするし。これって、お酒飲んだ状態ってこと?


 さらにダメ押しに、さっき食べたシュークリームには「アソコに血が集まりにくくなるお薬」を入れてあったとのこと。


 「はあ、そういうコトですか……」

 「あれぇ、ゆきちゃん、なんか安心した言うより、残念そうな顔してるなぁ」


 !


 「そ、そんなコトない、です。でも、どうしてこんなことしたんですか?」

 「うーーん、ソレは風呂から上がったあとのお楽しみや。ホラ、ウチが洗ったげるさかい、ゆきちゃんも出た出た!!」


 「やめてくださいよぅ」と言う僕の抗議は勿論スルーされ、結局僕は体の隅々まで──に加えて、おちんちんとお尻の穴を特に念入りに洗われてしまった。


 うぅ、もうお婿に行けないよぅ。


 「大丈夫やて。それにゆきちゃんやったら、お嫁の貰い手くらいいっぱいできるから!」


 慰めになってませんよ! そもそもココは冗談でも「じゃあ、私がもらってあげる」って言う場面じゃないんですか!?


 「え~、でも、ウチ女やしぃ──あ、でも、ゆきちゃんくらい可愛い娘やったら、お嫁さんにするんならエエかもしれんなぁ。家事も上手やし」


 うぅっ、どっちにしても僕、女の子扱いなんですね。


 風呂から上がって体を拭いた僕は、用意されてたパジャマに着替えようと思ったんだけど、かりんさんが「待った」をかけた。


 「最後の仕上げや。ゆきちゃん、床の上に四つん這いになって、こっちにお尻向けてんか」

 「──ハイハイ。わかりましたよ、もぅ」


 どうせ抗議しても無駄だろうし、かりんさんにはさっき体の隅々まで見られちゃったのだから、いまさらだ。

 僕は言われた通りにしたんだけど──その直後のかりんさんの行動を知った時、せめて形だけでも抵抗しなかったことを大いに後悔した。


 「うんうん、女の子は素直な方が可愛いで。では、失礼……」


 むんずと僕のタマタマをつかんだかりんさんは、力を入れてグイとソレを僕の“体内”へと押し込んだ。


 「! かはッ……」


 鈍い痛みに一瞬声を詰まらせた僕だけど、そんな僕の様子にお構いなく、かりんさんは手にした救急用テープみたいなモノで僕のおち○ちんをテープで後ろ向けに固定してしまった。


 さらに、タマが体の中に入ったことで余ってるカワでおちん●んを覆うように寄せてから、再度テープをとめる。


 「ふむ、ま、こんなモンやろか。ゆきちゃん、立って鏡の中見てみぃ」


 何かをやり遂げたような満足げな顔(関西の方では「どや顔」って言うらしい)をしたかりんさんに促されて、ようやく疼痛いたみの収まりつつある僕は、ヨロヨロと立ち上がった。


 「え!? こ、コレって……」


 鏡の中には、どう見ても「アソコに絆創膏を貼っただけの真っ裸の女の子」にしか見えない人物が、驚いた顔をしてコチラを見返している。

 てことはつまりコレが……。


 「ぼ、ボクぅ~!?」

 「ノンノン、ゆきちゃん。ゆきちゃんのキャラに“ボクっ娘”は似合わへんで。オーソドックスに“わたし”て言う方がエエて」


 は、はぁ……それじゃあ……


 「こ、コレが、わたしぃ~!?」


 ──て、ナニ、律儀に言い直してんだろう。

 まぁ、要はそれくらい混乱してたのだと思ってください。


 かりんさんいわく、コレが男の子を女の子に(見えるように)変えるマル秘テクニックらしい。


 「よくそんなの知ってましたね」って感心したら、「インターネットで調べたんえ」とのこと。それって全然マル秘じゃないような気が……。

 て言うか、お、おトイレとかどうしたらいいんです!?


 「ああ、大丈夫よ。後ろのほうに“先っちょ”の部分は出してあるから。ただし、女の子らしく、座ってやないとできんけどな」


 うぅ、本当だ。なんかお尻の穴と本来の位置の中間ぐらいにおちんちんの先がきてるぅ。


 実際、寝る前にトイレに行ったら、言われたとおり腰かけてならおしっこできた。

 ただし、普段と違って振るワケにはいかないから、出したあとにトイレットペーパーで拭かないといけなかったけど(コレもかりんさんに教えてもらった)。


 「よーし、コレでゆきちゃんは“ゆきちゃんX”へと進化したワケや。まさに完璧やな!」


 はぁ、どうしてこんなにテンション高いんだろう。大体、“ゆきちゃんX”って何? ガ●ダムや仮面ラ●ダーじゃあるまいし。


 「ん? ゆきちゃんZとか、ゆきちゃんOOとかの方がよかったか? もしくは555とかWとか」

 「──い、いえ、Xで結構です」


 つ、疲れる……。


 ともかく、そんな大騒ぎの後、パジャマに着替えて(ピンクのフリフリ付きだけど、これくらいじゃ、もはや気にもならないよ)、ボクはかりんさんが敷いてくれた布団に入って、眠りについた。


 「フフフ……より大きな抵抗感のある出来事を無理にでも受け入れさせれば、その後は些細な違和感はスルーするようになる。まさに、計画通り!」


 かりんさんがイイ笑顔で何か言ってたみたいだけど、ボク、しーらない。

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