第2志望校の合格発表は、郵送だった。

緊張はしなかった。

合格を確信していたから。

学校後、祖父母の家で母親が迎えにくるのを待っていた。

母親が、迎えにくると封筒を手渡された。

封筒は既に開けられていて、母親は結果を知っていた。

結果は「合格」だった。

確信してたとはいえ、嬉しかった。

一番喜んでいたのは、祖母だった。

祖母に結果を伝えに行くと、首がしまるほど強く抱きしめられた。

首がしまったせいで、咳がしばらく止まらなかったけれども喜んでくれたのは素直に嬉しかった。

私は地元の学校ではなく、この学校へ行く。

そのことに、少し優越感もあった。

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