第2章 小学校
入学
私は地元の小学校に入学した。
保育園が同じ友達もいたので、そこまで気負いはなかった。
私の通っていた学校は、小さい学校で一学年に一クラスか二クラスしかなかった。
私の学年は、1、2年生の時は二クラス、3〜6年生の時は一クラスだった。
私は、比較的明るくてクラスの中心人物になるような存在だった。
目立ちたがり屋で、少し自分勝手な部分があったから、嫌われていたのかもしれない。
私は、小学2年生の時に軽い嫌がらせにあった。
その時の担任の先生は、若くて身長が高い女性の先生だった。
講師の先生だったけれども、クラスをまとめることが上手で私も好きだった。
その先生は、クラス全体の給食を完食すると全員にシールを配ってくれる先生だった。
私は、そのシールを毎回筆箱に貼り付けていた。
ある日、学校から帰ると筆箱に貼ってあったはずのシールが全てなくなっていた。
自分では外していないはず。
私は必死に探した。
どこにあったのか、それは私の定規にわざわざメモリが見えないように貼られていた。
私は、すぐ親と先生に相談した。
未だ、犯人は分からないまま。
でも、この時にわかった。
私は嫌われていたのだと。
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