四位 『一勝九敗』 柳井 正
一言でいえば、ユニクロのこれまでと在り方です。
柳井正はユニクロの創業者であり、元紳士服店の息子です。
読んで知ったことですがユニクロの前身は紳士服店。
この本にはどうして紳士服店がカジュアルウェアショップになったのか、転針の際にどう改新してどんな試みをしたのか、試みの結果と分析など、そのほか経営に関する柳井正さんの見識が詰まっています。
この著作の面白さは、成功の仕組みと理念を知れること、だ。
経営と物書きでは畑違いだと思うかもしれないが、意外に落とし込める理念が多い。
チャンスは能動的に掴みにいくもの。
自社独自のアイデンティティを持つこと。
昨年と同じことをやったら成果は三分の一。
商品そのものよりも企業体勢を買ってもらう。
自分が自分に対して最大の批判者になる。などなど他にも物書きのスタンスとしても活かせそうな仕組みや理念がたくさん書いてあります。
グサッと胸に痛い内容ばかりで辛くなるかもしれませんが、成長のために何かを変えたいと思っている方はぜひともご一読を。
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