エピローグ
朝、目が覚めると灰色のネズミがいなかった。書き置きはない。
「いるの?」
その問いかけに返事もない。
彼の気配だけがある部屋で、私は板チョコを一人で食べる。
「終わりだけれど終わらない。続くのに続かない」
仕方ないなぁ、と灰色のネズミが笑った気がした。
オレンジ日和2022 葉原あきよ @oakiyo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます