第4話 東京の高校デビュー 東京
自己紹介が終わり先生が教室を出て行った後は入学式の始まる時間まで生徒達は各々時間を潰す。
その中で東京は一人中学時代の自分を思い出しながらこれからの高校生活に燃え上がっていた。
(よっしゃ、さすがうちの中学からの受験者数が少ない基準で選んだだけあって同じ中学の奴はいねえ、俺はここでまったく新しい人間関係を築くんだ)
東京の心がより鮮明に中学時代の事を思い出す。
特に親しい友人も出来ず。
年齢イコール彼女いない歴でひたすら家と中学の往復をしていた毎日。
学校の成績は中の中。
体育の時間の活躍は無し。
三年間常に帰宅部。
一番好きなのはギャルゲーの好きなヒロインメインの同人誌を描く事。
ネットゲームや漫画と友情を育んできた中学生時代。
「あれ、なんでだろう、目から水が……」
歩んできた人生の酷さに涙を流し肩を落とす東京を慰める者は誰もいなかった。
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