第52話 天使のてんちゃん 庭のお手伝い

天使のてんちゃん 庭のお手伝い


春になって庭が雑草でおおわれていた。神様と女神様はてんちゃんを使ってみんなで草むしりをしないかと思った。


「てんちゃん。手伝ってほしいの。てんちゃん、リーダーだからみんなで協力してほしいの」


「それは、何でしゅか?」


「庭の草むしり」


てんちゃんが一番いやなお手伝いである。


「てんちゃん。天使の資格を持っているおこちゃまでしゅ。ただではしないでしゅ」


「ふふふ・・・・。そう思ったわ」


そういうと女神様はそっとお菓子の袋を見せた。


「そ、それは、てんちゃんの知らない無限のりの煎餅でしゅ」


緑の袋には無限のりと書いてある。


「やるでしゅ。食べたいでしゅ」


そういうと、みんなを呼んで全員で草むしりをすることになった。

天使の資格を持っているてんちゃんだが無限のりでお手伝いをするてんちゃんは、おこちゃまなのである。草むしりをして、美味しくみんなでお菓子を食べたのである。


                               おわり

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