第31話 天使のてんちゃん 天気予報
天使のてんちゃん 天気予報
天国も暑い日が続くこともあり、最近てんちゃんは、かき氷にはまっているのであった。
「あー。暑いでしゅ。かき氷は最高でしゅね」
「てんちゃん6月からかき氷にはまってるよね」
「最高でしゅよ。かき氷、これは、人間界に氷を振らせてあげたいでしゅ」
女神さまは、くすっと笑い。突然氷が人間界に落ちたらさぞや大変と思った。
「てんちゃん、そういうことは風神雷神様が決めているのよ。てんちゃんには無理よ」
「ほーう。風神雷神様のところ行ってくるでしゅ」
てんちゃんは、いきなり走り出し、スピードを上げ背中の天使の羽を使って風神雷神様の所へ行ってしまった。最近てんちゃんもスマホを持っているので場所は自分で調べていった。
「風神雷神様、天使のてんちゃんでしゅ、お天気の事で頼みに来たでしゅ」
二人の住んでいる家を訪ねたが、返事がなく覗いてみると、二人の神様は気持ちよさげに
昼寝をしていた。
てんちゃんは、こっそり入って天気を管理するシステム室に入り勝手に本棚の本をもって
機械を動かした。
「今の時期は雪じゃなくて、ヒョウなのでしゅね。ふふふ・・・。」
てんちゃんはいきなり日本の関東地方に勝手にヒョウをおもいっきり降らした。
屋根は壊れるや車は、ヒョウで壊れる。ガラスは割れる。大変なことを起こしてしまった。
風神雷神様は、度胸のある子どもと笑って許してくれたが、神様と女神様は、カンカンに
怒り、てんちゃんの天使の免許を取り消そうと思ったが、てんちゃんが泣いて土下座をして、反省文も出した。
「てんちゃんは、ただみんなにかき氷を食べてもらいたかったでしゅ」
「普通にしてても、人間界の皆様はアイスやかき氷。ジュースなど飲めるのよ。」
てんちゃんは、ちょっと自分勝手な部分もあるので気を付けましょうと反省文に書かいて、てんちゃんは二度と天気を操作しないと決めたのであった。
おわり
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