第27話 天使のてんちゃん 寒中水泳をする

天使のてんちゃん 寒中水泳をする


神様はみんなの健康のために一つ祈願するために寒中水泳を企画した。

「女神様、みんなで寒中水泳をしようと思うんじゃ、みんなの健康のために」

「そうですね。最近やってませんし」

女神様も神様も今年こそはビシッと神様らしくしないといけないと思った。

「みんなの健康のために、今年こそは神様らしくしましょう」

てんちゃんは、こたつでうとうとしていた。

「てんちゃん。今年は寒中水泳をしましょうね」

「う、かんちょう水泳?」

「みんなでやれば怖くないわよ。寒くたって平気よ」

目をこすりながらてんちゃんは起きた。

「ああ、志村けんがよくいかりや長介にしていたやちゅでしゅね」

「?????」

女神様はどういう意味か分からず首をかしげていた。

当日、子供たちは寒さに震えながら海に入った。神様も入り今年は元気いっぱいに暮らすぞーと掛け声をかけようとしたときだった。

お尻にとてつもない痛みを感じた。なんだと思ったらてんちゃんがいた。

「何すんじゃーガキ」

「えっ女神様がカンチョウ水泳といったでしゅ」

「寒中水泳じゃぼけー」

神様に思いきりかんちょうをくらわしたてんちゃん。それを見ていた女神様は、なんとなくてんちゃん、志村けんの真似したかったのできっかけが欲しかっただけではないかと思った。

「今年は元気いっぱいに暮らすでしゅ、えいえいおー」

そう言っててんちゃんは大声で呼びかけた。

するとみんなでえいえいおーと叫んだ。。

神様はまたてんちゃんに主役の座を奪われた。

                                おわり

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