第21話 天使のてんちゃん 女神様ショック!

天使のてんちゃん。女神様、ショック!


「てんちゃん。ごめん夜中にちょっと、用事があるの。」

女神さまはてんちゃんの部屋を訪ねた。てんちゃんが手鏡で自分の顔を見ていた。

ふふ・・。そんなに自分の顔がいいのかと思った瞬間。てんちゃんが振り返った。

「何でしゅか?女神様」

その瞬間ビックリした。

「て、てんちゃん。どうしたのそれ!」

「美顔マスクでしゅ。お肌が荒れたり、シミとかできるといけないでしゅ。そばかすもダメでしゅ」

「えー。そんな歳で、お肌すべすべじゃない」

「最近の男の子は化粧水や乳液をつけるのが美徳でしゅ」

てんちゃんは女神様をみて一言言った。

「女神様も自分がいつまでも若いと思ったらダメでしゅよ。写真でわかるでしゅ」

「ひえ~。てんちゃん。」

次の瞬間、女神さまは目を覚ました。

「なんだ。夢だったの。怖すぎでしょ。そうよ。夢よ」

ベットから起きて、鏡を見た。

「え、私の肌やばい・・・」

女神さまはネットで美肌効果の化粧品をみだした。ずーと見だし始めたら止まらない。

朝食の時間なのに女神さまはみんなのところに来ない。

心配になった神様はどうしたのだろうかとそわそわし始めた。

「どうしたんだろうね。てんちゃん。女神様来ないね・・・」

「きっと。無駄な抵抗しているんでしゅ。」

元気にご飯をモリモリ食べ始めた。てんちゃん、昨日クレヨンしんちゃん見てたなと思って、神様もあえて追求しなかった。

「歳をとるとはそういうものかのう・・・」

とのんびり神様もご飯を食べ始めた。

                                おわり

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