第19話 天使のてんちゃん CM

天使のてんちゃん     CM


「てんちゃん。最近、熱い視線を感じるでしゅ」

食事中にそんなことを、聞いて女神様もなんとなくわかる気がした。誰かが見ているのだシャッターの音や、男性の声でいいわー。と聞こえたりなんとなくてんちゃんを狙っているのだ。そしてついに、その人物にあった。

てんちゃんがいる。保育園に電話をかけてきた。

「あの、美して可愛い小さい子に是非とも会いたいのです」

「要件は何ですか?」

「子供のCMにでてもらいたいのです。そのてんちゃんがピッタリのイメージです。3か月みていたのですが」

「えっ・・・」

女神様は戸惑った。てんちゃんがCM。

「どんなCMですか?」

「オムツのCMです。おしりにぴったりという内容です。」

「はあ・・・・。まあ、児童ポルノですか?」

「いえそんな・・・・」

「てんちゃんは、そんなCMに出せません」

電話を思いっきり切った。そして、数日後幼稚園児を見ているおっさんを警察に通報したところ。やっぱりCMを作るため見てましたと言っていたが、自宅を捜査したら子供のデーターばかり保管されていた。ポルノ作成もしていたらしい。

「て、てんちゃん危なく裸にされてたでしゅ」

「もー。本当に怖いですよね。CMといいつつオムツと聞いたら裸よね」

「バーモントカレーならCMでてたかもしれませんでしゅ」

「あー私は化粧品かな」

「神様は青雲のお線香かな・・・」

「えっお酒じゃないの」

「おじいちゃんがお酒飲んで買うCMってどんなんじゃ」

しばらくみんなでCMの話をしていた。ハーゲンダッツ、爽、ジャンボモナカ気がつけばお菓子の話ばかり、子供の安全性よりCMの方が出たいらしい。


                                   おわり

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