第9話 天使のてんちゃんのクリスマス

天使のてんちゃんのクリスマス。


天国では子供たちが、クリスマスを楽しみにしていた。みんな何かプレゼントをもらえるのか気にしていた。女神様と神様は急いで子供たちに何をプレゼントするかこっそり情報を調べていた。

サスケとてんちゃんと女の子のミヤちゃんが女神様と神様と遊んでいた。

女神様は三人にサンタさんに何が欲しいの聞いてみた。

サスケはうーんと考えてポンと手を叩いた。

「そうでござるなー。拙者は仮面ライダーの変身ベルトでござるな」

「サスケ君は変身ベルトね」

女神様はにこやかに聞いていた。

「ミヤちゃんは何かな」

ミヤちゃんは手をあげてジャンプした。

「わたしはおままごとセットが欲しい」

「おー。やっぱり女の子ですね」

一番心配するてんちゃんはドキドキしながら聞いてみた。

「てんちゃんは何かな?」

「そうでしゅね。神様になれるステッキでしゅ」

「え?」

「神様になりたいので神様ステッキでしゅ」

女神様と神様は頭を抱えたこの問題児に神様になったら何されるかわからないと思った。

クリスマスイブにそれぞれのプレゼントを用意した。しかし、てんちゃんだけは最後まで

悩んで枕元にプレゼントを置いた。

当日、サスケとミヤちゃん他の子供たちは大喜びしていたが一人大泣きしていたてんちゃんがいた。

「どうしたのてんちゃん」

「てんちゃんの欲しい。神様ステッキじゃないでしゅ。これ女の子の魔法少女のステッキでしゅ」

神様と女神様がおもちゃを探した結果魔法少女が一番近い答えだった。

「うーん。神様。私は間違っていましたか?」

女神様は流石に神様ステッキはあげられなかった。しかし、しばらくしておもちゃが面白かったらしく、みんなで魔法少女ごっこしていた。案外てんちゃんは、ステッキであれば何でもよかったらしい。

「あー。てんちゃん。案外喜んでいましたね」

「てんちゃんに神様ステッキあげたら天国崩壊しちゃうからね」

神様と女神様はうんうん頷いていた。                  おわり

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