第6話 天使のてんちゃん大学講義にゆく
天使のてんちゃん大学講義にゆく
天使のてんちゃんにお手紙が届いた。てんちゃんが真剣な顔して唸っていた。女神さまが通りかかりどうしたのか聞いた。
「てんちゃんどうしたの、眉間にしわを寄せて」
「てんちゃん。これに行くか迷っていましゅ」
天国の大学の講義らしい。「天使とは、どうやってみんなの幸せを考えるか」女神さまはビックリしたがてんちゃんがこんな講義を聞きたいと思っているならついて行ってあげようと思った。
「てんちゃん。女神様感動しちゃった。一緒について行ってもいい?」
「女神しゃまついて行ってくれるんでしゅか。じゃあてんちゃんいくでしゅ」
「ついでに神様も誘っていいかしら」
「いいでしゅよ。チケットもらえるようにしましゅ」
当日、てんちゃんはスーツを着て髪型も決めてきた。そんなにこの講義が聞きたくてオシャレするなんて気合入っているなと思った。
「はい、チケット。神しゃまと女神しゃまの分です。」
「ありがとう。てんちゃん。」
「てんちゃん。ちょっと用意がありましゅ。他の人にも挨拶してくるでしゅ」
「あらあら、てんちゃん。とりあえずチケットの席で待ってるわよ」
てんちゃんは笑顔で手を振って、人ごみの中をくぐっていった。
「てんちゃん。天使の仕事についてお勉強したかったんですね。安心しました」
女神さまはニコニコしていた。神様も嬉しそうに笑った。開演時間が近くなのにてんちゃんが戻ってこない。ひょっとして迷子になったのではないかと心配していると幕が上がった。女神さまと神様はびっくりした。てんちゃんが教壇にたっているのだ。いつのまにそこまで優秀だったとはびっくりだった。てんちゃん・・・。いつか私たち越されるわ。
おわり
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