第3話 天使のてんちゃんの野望

天使のてんちゃんの野望


てんちゃんは、自分と同じくらいの人間の子と遊んでいた。

「おおー。てんちゃん。友達と仲良くしているな。いいことだ」

神様は微笑ましくみていた。帰りがけ、ゴミの処分するところで古くて枯れている笹をみつけた。どうやら、七夕飾りらしく、今頃になって捨てたらしい。

神様はしゃがんで子供たちは何を願ったか。読んでみた。

「ふむふむ、お医者さんになって人救いたい。いいことだ」

次はなんだろう。

「宇宙飛行士になって、地球をみたい。難しいがいい願いだね」

神様はてんちゃんの文字をみつけた。きっといいことを書いていると思った。

「えーと、なになに」

神様はその場で固まった。そして、遊んでいるてんちゃんをみた。

短冊の内容をみた。

神様の座をもらう・・・・・。

てんちゃん。

                 

                                   おわり

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