第2話 天使のてんちゃんと神様

天使のてんちゃんと神様


神様が夏季休暇をとって帰ってきた。真っ黒になってちょっと遊んでいる感じになってきた。早速、神様の仕事を任していた。天使のてんちゃんのもとに会いに来た。

「てんちゃん。ただいまー。神様帰ってきたよ」

するとてんちゃん喜んで神様に抱きついた。

「てんちゃん、頑張ってお仕事しましたでしゅ」

「ほーう。何に生まれ変わらせたんだ」

「ブルドック」

強い目つきで言い放った。やっぱりこの子はやるもんだと思った。てんちゃんはもじもじしながら神様に聞いた。

「てんちゃん、頑張ったので頼んだものもらえましゅか?」

神様はてんちゃんからおもちゃを頼まれていた。学習用にもなるのでいいかなと思って買ってきた。てんちゃん目をキラキラさせてジャンプした。よっぽど欲しかったのだろう。

「遊びに付き合ってください」

「あー。神様疲れてるので明日でよろしく」

「ダメでしゅ」

てんちゃんに付き合わされて夜中の2時になってしまった。

「てんちゃん。もうこのへんでやめようよ。」

「ダメでしゅ。ぼくの人生かかってましゅ」

「いやーかかってないよ」

そういって運命のルーレットを回した。あーダメだ今夜ねられないわーと思いながら神様はてんちゃんを見つめた。やっぱり人生ゲームは教育上まずかったかもしれない。


                                   おわり

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