はじめての自分の部屋

こっちの世界に来てやっと初めての夜が来た。この学校は全寮制で俺もその一員の為、寮に入ることになった。他の生徒と違うのは、生徒たちの寮はいっぱいの為、教員たちのいる校舎の屋根裏っと言ってもえらく広い部屋が充てられた。学校で使う備品なんかも置かれていて本当に住んでいいのか疑問に思うくらいだった。とりあえず、諸々の生活用品を学校の外の街から調達したりして、俺の新生活は始まった。いよいよ本格的に明日から学校が始まる。本当に学生に戻った気分だった。何の因果で俺は転生してしまったのか全く分からないが、文句言うことないな。とりあえず元々あった大き目のソファに毛布なんかを敷き詰めて作った出来合いのベットに腰かけて斜めに取り付けられた窓から星空を眺める。こんな風に空を眺めることなんて何年ぶりだろう。とてもいい気持ちだ。

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