第2話

ハイ、断られましたー。


「サトゥーさんはFランクですので、そちらのクエストは受けることはできません」


と受付嬢に断られました。さらに


「冒険者登録するときに説明しましたよね?」


とおバカさんとみるような目で見られました。

確かにそんな説明があったようななかったような気がする。

確か冒険者のルールのテンプレ的な感じだったような気がする。

確か今のランクの・・・・・・・。

うん。まあ皆さんのご想像にお任せします。

ルールはおいおい覚えていきますか。

そうなると困ったな。

僕のランクはF。リオ○ウス討伐のクエストを受注するために必要なランクはA。

ハンターランクが足りない! 

こーなったら地道にランクを上げるしかないのか・・・。



面倒くさい。楽してハンターランク上げたい。

データの引継ぎみたいなのできないかな?

わたくしのハンターランクは999です・・・みたいな感じで。

まあ、無理か。むりぽよー。


クエスト受けたかったけど、しゃあない。クエスト受けないで狩りますか。

いわゆるほかのクエスト受けていたら乱入してきたから、思わず狩ってしまったってやつだな。仕方がないんだ。逃げるために仕方がないんだ。正当防衛さ。

これがいわゆる、別に倒してしまってもかまわんのだろう?だね。

よし、そうと決まれば早速適当にクエストを受注しますか。

お手軽そうなゴブリン討伐でも受けようかな。


紙ぺらー。受付嬢に提出。


はい、受注完了!

3分クッキングより簡単だね。


それでは、出発進行!!


受付嬢が手を振ってっる。僕の想像でね。


















ってなわけでやってきました。不思議の森。道中は特に面白いことはなかったのでショートカットで。

3行で説明するよ。


冒険者ギルド出る。

町出る。

森入る。  


以上で。 



目的地についたからこれからやることを説明するよ。

僕ってやっさしい。

まずゴブリンを3体狩ります。クエストクリアのためには外せないね。

次に不思議の森の奥に移動します。良い子のみんなはマネしちゃだめだよ。

最後にリオ○ウスを狩ります。はいここ、テストに出ます。


ウーマァーベラス!!

我ながら完璧な作戦だ!

この作戦に死角なんてない。

365度視界良好!!


それでは作戦名、ラン○ス狩ろうとしたらリオ○ウスが出てきた!

スタート!!








チャン、チャチャン、チャチャチャン、チャン、チャチャン、チャチャチャン、テレレ、テレレ、テレレ、テレレ、テレレレレ!


上手に殺れましたー!


はい、ゴブリン3匹上手に料理してやりましたよ。

後ろから 気配を消して スパッとね

サトゥー心の俳句。

この戦闘シーンを簡単に説明すると、

恐ろしく早い手刀。オレでなきゃ見逃しちゃうね、だよ。

俳句で詠んでいるとおり、後ろから気配を消して手刀で首をスパッとやったわけですよ。ちなみに、右手で1匹、左手で2匹ね。

恐ろしく早い手刀だからね。僕の手は血で汚れてないよ。

これでゴブリン討伐のクエストはクリア。


そしてここからが、本番だ。

ゴブリンの討伐なんて例えるならハンバーガーに入っているピクルス。

僕は必ずピクルス抜きでハンバーガーを注文していたんだ。

つまり、何が言いたいかというとここからが本番ってことさ。











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