内容といい、キャラクタ造形といい、ストーリーテリングといい、さすがにプロの方は違うなと思いました。
「自殺」という、ミステリではどちらかというと埒外に捉えられがちな題材を、このように描かれるというのは、かなりの衝撃であり、頁をめくる手を止められないというか、スクロール&クリックを止められない感じでした。
謎とその解決(と言えばいいのでしょうか)があり、その解決も解決でなく、その奥の謎を呼び出していく感じが凄いですね。
最終的に、主役二人に話が回帰していくところが、綺麗であり切れ味を感じました。
面白かったです。
あと、拙レビューを投稿しました。
よろしければご笑納ください。
ではではノシ
作者からの返信
レビュー&応援コメントありがとうございます!
カクヨムさんに参入したばかりで勝手が分からなかったのですが、レビューは返信できなくて、コメントだと返信できると見たので、こちらからお返事いたします。
作品を深く読み込んで、私の意図も汲み取っていただき、とても嬉しいです。陰鬱なテーマでしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
四谷軒さまの2022年が素晴らしい年になりますように。
夏目さんの捉えどころがあるような
ないような。
不思議な魅力に吸い寄せられるようにして
ここまで辿り着きました。
たどり着いたところで
予想していた展開とは違うエンディングに
なんかポツンと取り残されたような寂しさと
切なさと安堵感が混在する
捉えどころのない想いに
少し戸惑っています。
私もいつか、街の片隅で
夏目さんに出会ってしまうのではないかしら。
そんな予感さえ覚えつつ。
作者からの返信
レビューやコメント、そして最後までお読みいただき、ありがとうございました!
夏目に出会うような、出会ってしまったら逃れられない気がするというのは、作品の意図に共感していただけたからかな、と思います。
心より感謝申し上げます。