そしてパーティーは全滅した
『君』は動けない時ほど時間を惜しむ
🏠 🛏 🤧
その日、『君』は風邪で寝込んでいた。
これで三日目。
(つまり三日間、何もしていない……)
君は罪悪感にも似た焦りをおぼえていた。
普段仕事以外では、動画サイトを徘徊したりスマホをいじったりして時間を無駄に使っているのにもかかわらず、
体調不良などで強制的に何もできないと、何かしなければと焦りだす……。
(何か読もう……)
読書なら布団の中でもできる。
だが、残念ながら君のやる気は、ここで知識や教養を求めるほど大きくはなかった。
良くも悪くも、『君』にとって読むことは全て建設的な行為なのだ。
読めば行動したという実感を得られる。
……そう錯覚できるのだ。
それが漫画だろうと娯楽小説だろうと……。
なので、君はスマホを手に取り、お決まりの某小説
投稿サイトを開いた。
『異世界ファンタジー』というジャンルの作品が幅をきかせているこのサイト。
だが、君は『サスペンス』というジャンルで作品を検索した。
何となく、『君』にとってミステリーやサスペンスといった作品は、読了後いかにも本を読んだという満足感が得られる場合が多いからだ。
その満足感……、何かをしたという実感こそが、今『君』が求めているものだった。
人気作品の中から、一つのタイトルが『君』の目に留まる。
(長さは中編……これにしよう)
何日も干さず湿った布団の中、
『君』はスマホいじり……もとい、読書を開始した。
~~~~~~~~~~~~~~~~
作者:
作品名:『そしてパーティーは全滅した』
_______________________
《まえがき》
こんにちは、
今回の作品はサスペンスです!
そしてファンタジーです!
いや~、いままで追放ざまぁばかり描いてきましたが、
果たしてどうなることやら。
紳士淑女の皆様、どうか最期までお付き合いよろしくお願いします!
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