第6話:ぼくの足の毛のムフフな事情
ほんとに知らなかったんだ。剃ったら濃くなること。
いやマジで。知っていたら毛なんか剃らなかったよ。
いや、わからんな。中学生の頃の自分がそんなに賢いか自信がない。
もともとは、本でみた、すね毛で髪の毛を剃る練習をしたという
床屋さんの話が、脳内にインプットされちゃってたからなぁ。
剃ってみたい衝動を、最終的に抑えきれたのかどうか。。。
もともと全然毛は濃くない家系だ。実際、腕毛は肉眼ではみえないくらい。
だがしかし、中学生の頃に興味本位で剃ってしまった。
そのツルツル感はたしかに、快感(やみつき)になるものではあった(笑)
がしかーし、手ひどいしっぺ返しが待っていた。
濃くなーる。剃れば剃るほど毛が濃くなーる。
足の毛が黒々となってしまったのである。
腕が全くなくて、足の毛は結構あるというアンバランス感。
これは相当つらいものがある。でも後の祭り。After Festival。
中学生、高校生の時は、打つ手もなく。どうしようもなかったが。
大学生になって、アルバイトでお金が入るようになって。
ネットの充実した情報も手に入るようになって。色々対策が見えてきた。
一番安価ですぐに飛びついたのは、「毛を見えなくさせる」みたいなうたい文句でご存じ(?)髪の毛でいうところのブリーチ的やつだ。結果としては、白いっていうより、足の毛が金髪になってしまって。それはそれでやばいヤツだと思われそうで金毛をすぐ剃ったんだけど(笑)
あとは、遅毛剤なるものの存在もヤホーで調べて知って。
ただ価格が高い、ってのと、ソニプラ(当時は今よりもっと女性向けのお店!感が強かった。気がする。)などでしか販売しておらず。
シャイボーイのぼくにとってそれは相当な難関だった。
東大に入れるかどうか、それくらいの難関だったんよ。
じゃあ通販で買えばいいじゃん、と思う方は現代っ子や。
Amazonユーザーになったのは社会人になってクレジットカードを作ってから。
通販。便利よねぇ。
ってことで大学生時代には勇気100%でリアル店舗にいき、
遅毛剤を数回買った。でもね。根がO型plusなので、いい加減。
剃った後、毎日風呂上り後に塗りたくるなんてこと、続くわけがない。
結局今も黒々のままだ。過去に戻りたいなんて。
面倒すぎてさすがに、もう思わないけど。
一瞬戻れるなら、これだけは中学生の自分に伝えたい。
「足の毛は剃るなよ」と。
プールの授業とかも恥ずかしかったし。
なんかシャイボーイ加減、引っ込み思案な思考に輪をかけてしまった気もする。
そんな失敗談。失敗談とディッパーダンて、語呂が似ている。。。失礼。
ちなみにもう30代後半にもなると、諦めの心境というか、
そんなに昔ほど気にはならなくなるものではある。しかしまぁこれぞ自業自得の見本だよなぁトホホ(-_-;)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます