神様、一日だけ私の願いを叶えて下さい

第6話

優亜はすくすくと育ち13歳になった。

驚くことに優亜はマロンが人間になった時の姿と瓜二つだった。

「ねぇお母さんお父さん、やっぱり優亜はマロンの生まれ変わりだったね」

「ふふっ・・・マロンの願いは叶ったようね」

「ああマロンは本当にまた家族として生まれてきてくれたんだな」

「うん。マロンの願いも私達の願いも叶った・・・神様が叶えてくれたって言うよりマロンと私達の思いの強さと絆の強さが、この奇跡を起こしたんじゃないかな？」

「ええ、私もそう思うわ」

「ああ俺もそう思うよ」

「優亜ねみんなの事大好きだよ」

「ふふっママもパパもおばあちゃんもおじいちゃんも、みーんな優亜の事大好きよ」

「うん知ってるよ。優亜みんなに愛されてるもん♪」

ふふっ優亜は将来小悪魔ちゃんになって男の子にモテそうな感じね。

マロン・・・いいえ優亜、私達の家族に生まれてきてくれてありがとう。

そして幸せをいっぱいありがとう。

優亜は将来どんな仕事に就きどんな人と結婚するのかしら？

今から楽しみだわ。

まぁパパは優亜の結婚式で100％泣くと思うけど、そこは大目に見てあげてね優亜。

優亜のことが大好きな家族より優亜に愛をこめて・・・。

[完]